BMW、X1を発表

BMWは、新型コンパクトSUV「BMW X1」を本日より全国のBMW正規ディーラーで注文の受付を開始すると発表した。価格は363万円から。納車は、2010年5月末からを予定している。

BMW Xモデルは、1999年にBMW X5、2004年にBMW X3、2008年にBMW X6が誕生、今回発表のBMW X1が4モデル目となる。BMW X3ならびにBMW X5は、それまでの武骨なSUVとは明確な一線を画す、オンロード走行性能を高めたSAVという革新的なコンセプトによって新たなセグメントを確立し、2008年発表のBMW X6においては、スポーティでエレガントなクーペ・デザインとBMW Xモデルの力強い存在感を兼ね備えた、世界初のスポーツ・アクティビティ・クーペと呼ばれるコンセプトを形成した。そして今回、新型BMW X1がプレミアム・コンパクト・セグメント初のSAVとして、またしても新たなベンチ・マークを確立する。

BMW X1は、BMW Xモデルの様々な特長を備えながら、新しいスタイルでBMWならではの駆けぬける歓びを表現したモデルとなっている。高いアイ・ポイントがドライブ時に安心感をもたらすセミ・コマンド・シート・ポジション、開放感のあるインテリア・スペース、多彩な収納機能、自由自在にアレンジ可能なリヤ・シートなど、アクティブなライフスタイルにも柔軟に対応する使い勝手のよさと、BMWならではの俊敏で爽快な走りを兼ね備えた、プレミアム・コンパクト・セグメント初のSAVである。また、新型BMW X1は開発段階から日本市場の特性を十分考慮し、一般的な機械式駐車場にも収まる全幅1,800mm、全高1,545mmのボディ・サイズを実現している。

モデルラインアップには、インテリジェント四輪駆動システムxDriveを搭載したBMW X1 xDrive25i(エックスドライブ・ニー・ゴー・アイ)に加え、BMW Xモデルにおいて初となる後輪駆動モデル、BMW X1 sDrive18i(エスドライブ・イチ・ハチ・アイ)を設定し、ニーズに合わせたモデル選択が可能となっている。

価格設定については、BMW X1 xDrive25iはxDrive搭載モデルとして初めて500万円を切る価格とし、BMW X1 sDrive18iは400万円を大幅に下回る戦略的な価格としている。

BMW X1X1 インテリアX1 シートX1 ラゲッジX1 走行性能

BMW X1の主な特長

・ BMWらしいスポーティさ、自信に満ちた優雅さが印象的なエクステリア、機能的でモダンなインテリア。

・ どんなシーンにも柔軟に対応する、自由自在にアレンジ可能なリヤ・シートと多彩な収納スペース。

・ 日本市場の特性を考慮したボディ・サイズ。

・ より少ないエネルギーでより高い性能を実現する「BMW EfficientDynamics」の設計思想に基づいた優れた環境適合性の実現。

BMWらしいスポーティで優雅さが印象的なエクステリア、機能的でモダンなインテリア

BMW X1の走りは、卓越した俊敏性と様々なシーンに対応する多様性を特徴としている。これらの特徴は、ボディ・デザインを見ただけでも理解することができる。ロング・エンジン・フード、ショート・オーバーハング、2,760mmのロング・ホィール・ベースなどが伸びのあるプロポーションを強調し、BMW X1のスポーティなキャラクターを表現している。

フロントは、力強いバンパーと切れ目なく一体化されたキドニー・グリルによって、存在感を強調するデザインとなっており、張り出したホィール・ハウス、エンジン・フードの上をキドニー・グリルまで伸びるプレスラインが、力強さを表現している。BMWの特徴である丸目4灯のバイ・キセノン・ヘッドライトは上部がマスクされており、水平方向の安定感を強調している。更にエア・インテーク下のシルバーのアンダー・ガードが、BMW Xモデルの一員であることを物語っている。サイド・ビューでは、3つの独特なラインが印象的である。ドア・ハンドル上をリヤへと力強く上昇するショルダー・ラインと、リヤへ向けてわずかに上昇するドアシル・ラインの組み合わせが、ダイナミックなウエッジ・シェイプを構成している。この2つのラインの間にあるキャラクター・ラインは、フロント・ドアでまず下降し、わずかに上昇しながらリア・ホィール・ハウスの直前でダイナミックに上昇してサイド・ビューに特別なアクセントを与えている。このキャラクター・ラインの向かう先には、BMWの造形的特徴である「ホフマイスター・キンク」があり、キャラクター・ラインとサイド・ウインドウを視覚的に一体化させることにより、俊敏でコンパクトな印象を与えている。リヤのデザインにおいては、力強いホィール・ハウスと水平のライン、わずかに丸みを帯びながら互いにつながっているような印象の面構成が施され、伝統のL字型テール・ライトにおいては、シャープなラインによる新たな造形が施されている。さらに、シルバーのアンダー・ガードの装着により、BMW Xモデルであることが強調されている。

インテリアにおいては、面積の広いトリム・パネルとダイナミックなラインが、スポーティで若々しい印象を与えている。ダッシュボードは水平のラインによって分割されてドア・トリムへとつながっており、幅広さを強調し、室内をより広々と感じさせるデザインとなっている。コックピットを取り囲むようなセンター・コンソールとダッシュボードのデザインによって、BMWブランド特有のドライバー志向のコンセプトを実現。エアコンなどの操作パネルはドライバー側に僅かに傾けられており、全ての操作系統がドライバーから容易に手の届く範囲に配置される。BMW Xモデルの特徴であるセミ・コマンド・シート・ポジションは、乗り降りが快適にでき、また良好な視界が交通状況を確認しやすくなるため、特に女性ドライバーでも安心して運転することができる。

自由自在にアレンジ可能なリヤ・シートと多彩な収納スペース

BMW X1は、その広々とした室内と共に、状況に合わせてシート・レイアウトを変更できる多様性を特徴としている。フル・サイズのリヤ・シートは、大人3人がゆったり座れる余裕があり、バックレストの傾きも調節可能。快適さを重視するときは最大31度まで傾けることができ、荷物スペースを優先したいときは、バックレストを垂直位置(カーゴ・ポジション)に調節することで、ラゲージ・ルーム容量を420リッターから480リッターまで増やすことができる。40:20:40の割合で分割可能な可倒式バックレストは、さらに多くのラゲージ・ルーム・バリエーションを提供する。バックレストの中央部分のみをたたむと、4組のスキー・セット、あるいは2組のスノー・ボードを積み込むことができる大きなスルー・ローディング式の開口部が現れ、4組のスキー・セットを積んでも大人4人が余裕をもって座ることができる。ラゲージ・ルームは、リヤ・シートのバックレストを完全に折りたたむと、収納スペースの容量は1,350リッターに拡大可能である。

BMW X1には多彩な収納スペースも用意されており、ラゲージ・ルームには、ホィール・ハウス後方のフロア部分に2つの収納トレイがあり、またラゲージ・ルーム・フロアの下には収納トレイを装備し、様々な小物を収納するのに最適なスペースとなっている。運転席側のルーフライナーにはサングラス・ホルダ-が、前後左右のドア・ポケットには飲料ボトル用ホルダーが装備され、カップ・ホルダーも前後席合計4個が装備されている。その他にも、12V電源ソケットは、センター・コンソールに3ヵ所、ラゲージ・ルーム1ヵ所の合計4ヵ所に装備されている。

日本市場の特性を考慮したボディ・サイズ

日本の駐車場事情を考慮し、BMW X1では、多くの一般的なサイズの機械式立体駐車場にも収まる全幅1,800mm、全高1,545mmを実現した。大型SUVは一般的な機械式立体駐車場への駐車は不可能であるが、BMW X1ではそれを実現可能とした。

BMW EfficientDynamicsの設計思想により優れた環境適合性の実現

より少ないエネルギーで、より高い性能を可能にするBMW EfficientDynamicsの設計思想を、BMW X1にも数多く取れ入れている。バルブトロニック、6速オートマチック・トランスミッション、マイクロ・ハイブリッド*1(ブレーキ・エネルギー回生システム)、軽量構造と言った数々の最先端テクノロジーの採用により、優れた環境性能を発揮している。また、燃料消費量の低減と排出ガス抑制に寄与する空気抵抗の大幅な低減には開発の初期段階から取り組み、空力特性の最適化を図った結果、コンパクトSUVセグメントでもトップクラスの空気抵抗係数(Cd値)0.32*2を達成した。

*1: BMW X1 xDrive25iに装備。 *2: BMW X1 sDrive18iの値。

BMW X1の主な標準装備品

・ バイ・キセノン・ヘッドライト

・ ヘッドライト・ウォッシャー

・ レイン・センサー、オートライト・システム

・ コンフォート・アクセス

・ マルチファンクション・スポーツ・レザー・ステアリング・ホイール*1

・ 自動防眩ドア・ミラー/ルーム・ミラー

・ ライト・パッケージ

・ 電動フロント・シート*2

・ 可倒式リヤ・シート(40:20:40に分割可能)

・ ETC車載器システム(ルーム・ミラー内蔵タイプ)

*1: BMW X1 xDrive25iに標準装備、BMW X1 sDrive18iにはレザー・ステアリング・ホイールが装備となる。

*2: BMW X1 xDrive25iに標準装備、BMW X1 sDrive18iにオプション装備となる。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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