フォーミュラ・ニッポン開幕戦:小暮卓史がポール・トゥ・ウィン

フォーミュラ・ニッポン

フォーミュラ・ニッポンの開幕戦の決勝レースが4月18日(日)、三重県・鈴鹿サーキットで行われた。

晴天に恵まれた18日(日)の決勝レースは、1周のフォーメーションラップののち、午後1時49分、出場全14台によりスタートが切られた。

オープニングラップでは、ポールポジションスタートの小暮選手が出遅れて2番手に後退。トップにたったJ.P.デ・オリベイラを2番手の小暮選手が約3秒差で追う展開が続く。

26周目、2番手の小暮卓史に先行してトップのJ.P.デ・オリベイラがピットイン。この時点で2台は3.5秒の差。オリベイラはタイヤ2本のみを交換し、約14秒でピット作業を終える。これに対してNAKAJIMA RACINGもすかさず小暮のピットインの準備を整え、次周に小暮選手がピットインを敢行。NAKAJIMA RACINGはタイヤ2本の交換をわずか9.8秒の迅速なピットワークで行い、小暮はトップを奪い返してコースに復帰した。

レース終盤、トップを走る小暮選手は必死の猛追を受けたものの、約1秒のリードを最後まで保って37周のチェッカーフラッグを受けた。小暮選手はスタートで順位を落とす厳しい戦いながらも、開幕戦を見事ポール・トゥ・ウインで飾り、フォーミュラ・ニッポン通算7勝目を飾った。

小暮卓史選手(優勝 #32 NAKAJIMA RACING)

「開幕戦で優勝できたことを心からうれしく思っていますし、チームに感謝したいと思います。作戦勝ちですごくいいレースになりました。スタートは、僕のミスというよりは相手のスタートがすばらしかったですね。リアタイヤ2本のみの交換はチームの判断でした。レース序盤でタイヤを傷めてしまってタイムが上がらなかったのですが、チームから無線で『とにかくトップのマシンに追従していけばチャンスがある』と指示を受けていたのでがんばりました。その後、ピットストップでチームがすばらしい仕事をこなしてくれて、トップに躍り出ることができました。残り3、4周となったところで、またタイヤを大きく傷めてしまい、背後に迫られてヒヤヒヤしましたが、何とか優勝することができました。今シーズンはほかのチームも非常に速くなっていますので、シーズンを通してエンジニアと相談することでパフォーマンスを向上させ、シリーズ・チャンピオンを狙っていきたいです。まずは次戦もてぎに集中します」

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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