アストンマーティン、ラピードでニュルブルクリンク24時間レースに参戦
アストンマーティンは、2010年5月15~16日に開催される第38回 ADAC ニュルブルクリンク24時間レースに新型4ドアスポーツカーの「ラピード」で参戦する。
レースへの参戦は、アストンマーティン V8ヴァンテージおよびV12ヴァンテージなどの最新モデルと同じく、この24時間レースへの参戦はラピードのスポード性能をより実践的に証明するための技術的な耐久テストでもある。
ラピードは、耐久レースで規定されているレギュレーションに沿った変更以外はほぼノーマールの状態で投入され、英国ウォリックシャー州ゲイドンになるアウトンマーチン本社のエンジニアで編成されたチームがドライバーを務める。
このチームを率いるアストンマーティンの会長兼CEOであるウルリッヒ・ベッツは「このレースは、あらゆるスポーツカーとって究極の最終耐久テストであると言えます。車両は人々の目の前で最も過酷なテストを受けることになります」とコメント。
「ラピードは4人乗りの快適なスポーツカーです。ですから、私達はニュルブルクリンク24時間レースで弊社の他のスポーツカーと同じテストを行うのです。私達はすでにニュルブルクリンクのレースにおいて公道仕様にわずかな変更を加えた車両で数々の実績をあげており、最近の成績としては、2008年および2009年にSP8クラス優勝を飾っています」
レース仕様のラピードは、レースでの安全性を確保するための変更、軽量化のための内装の取り外し、サスペンションのチューニングおよびサーキット走行のためのスリックタイヤ装着以外の変更はまったく行われておらず、市販車とほぼ同じ仕様となっている。
アストンマーティン ラピードは、比類なきパフォーマンス、至高のクラフトマンシップおよび卓越したエレガントなデザインというアストンマーティンの価値観を凝縮した純粋な4ドアスポーツカー。ラピードは、2009年のフランクフルトモーターショーでの発表以来、多くのユーザーやジャーナリストから高い評価を受けており、世界的な受注も好調。ラピードは、今月下旬からアストンマーティンの世界125拠点のディラーネットワークを通じてデリバリーが開始される予定となっている。
ニュルブルクリンク24時間レースには、ラピードに加え2009年のデビュー戦でクラス優勝を果たしたV12ヴァンテージも参戦する。このモデルもまた、レースのための最小限の変更のみが加えられる。昨年、V12 ヴァンテージはほぼ市販車にも拘わらず、総合21位、SP8クラス優勝という素晴らしい結果を残している。SP8クラスのライバル達は、そのほとんどが純粋なレーシングカーに近い仕様で、この勝利はそれらの強豪を抑えてのデビューウィンだった。
V12ヴァンレージの詳細、両参加車両のドライバーリスト、および同レースに参戦するカスタマーチームの詳細は、来週以降発表となる。
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