HondaJetで成果を挙げたホンダ エアクラフト カンパニー、米国航空宇宙学会より最高位の賞を受賞
ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は、米国航空宇宙学会 (AIAA) より、最も名誉あるAIAAファウンデーション アワード フォー エクセレンスを受賞した。今回の受賞では、「HondaJet」に関する先進技術の研究・開発、設計、および事業化において大きな成果を挙げたことが評価された。
AIAAファウンデーション アワード フォー エクセレンスは、1998年に創設された、世界の航空宇宙産業において大きな成果や貢献を実現した個人または団体に贈られる賞。AIAAが授与する賞の中で、最も名誉ある「プレミア アワード」の一つであり、その中でも最高位の位置づけとなる。過去にはNASAラングレー研究所、ボーイング787ドリームライナー、ロッキード・マーティンJSF、カリフォルニア工科大学JPLなどが受賞している。
HondaJetは、主翼上面のエンジン配置(Over-The-Wing Engine Mount)形態や自然層流翼型、一体成型複合材胴体などのホンダ独自開発技術により、クラス最高水準の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能、静粛性および室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機である。2015年12月に米国連邦航空局(Federal Aviation Administration)から型式証明を取得した後、北米、欧州、中南米、東南アジアおよび中国に販売およびサービスネットワークを拡げ、2017年には小型ジェット機カテゴリーのデリバリー数において、世界No.1を達成した。
ホンダ エアクラフト カンパニー 藤野道格社長のコメント
AIAA最高位のファウンデーション アワード フォー エクセレンスを受賞し、大変光栄に思います。HACIは、ビジネス航空業界において新しい価値を創造するため、独自の航空技術を磨き上げ、先進技術の発展に貢献し続けてきました。HondaJetのこれまでの研究・開発や事業化を、このような最も名誉ある賞によって認められたことを誇りに思います。
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