NECやトヨタが空飛ぶクルマを!?CARTIVATORの無人試作機が2018年夏に公開予定

NECやトヨタなど有名企業も支援する「空飛ぶクルマ」とは?

日本発の空飛ぶクルマの開発活動「CARTIVATOR(カーティベーター)」を運営する一般社団法人CARTIVATOR Resource Management(本部:東京都新宿区、代表理事:福澤知浩)と、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長 兼 CEO:新野 隆、以下 NEC)が、2020年の空飛ぶクルマの実現に向けてスポンサー契約を締結した。

このプロジェクトには、トヨタやパナソニックなど36社(2018年3月27日現在)がすでにスポンサーとして名を連ねている。トヨタに関しては2017年5月14日にスポンサー締結を行い、3年間で4250万円の支援を約束している。

NECは今回の締結において、これまで社会ソリューション事業で培ってきた無人航空機の制御技術を提供することで、CARTIVATORの空飛ぶクルマの実現に向けた取り組みを加速させていくと発表している。さらに、今後は無人航空機の管制技術、電波監視技術、サイバー攻撃対策技術についても技術協力を予定しているようだ。

CARTIVATORは、「モビリティを通じて次世代の人達に夢を提供する」というミッションを掲げ、陸空両用で長い滑走路や大型車庫などを必要としない、世界最小の空飛ぶクルマ『SkyDrive」の開発を進めている。すでに2014年には5分の1スケールの機体で飛行に成功した。

現在では無人機1分の1スケールの試作機開発を進めており、2018年夏に一般公開を予定しているとのこと。未来の一部がこんなにも近くにあると思うと夏が楽しみになってくる。

NECとCARTIVATORの締結において、両社の代表は以下のようにコメントしている。

■日本電気株式会社 ナショナルセキュリティ・ソリューション事業部長

永野 博之氏

「NECは、ものづくりに携わる者として「モビリティを通じて次世代に夢を繋ぎたい」というミッションに強く感銘を受けました。この大きな夢を応援していきたい、そしてCARTIVATORとともに社会共創に挑戦していきたいという想いからCARTIVATORへの支援を決断しました。ナショナルセキュリティ領域で培ったアセットを活かし、より明るく豊かな未来の実現に向けて邁進していきます。」

■ CARTIVATOR 代表

中村 翼氏

「この度は、NEC様よりご支援を頂き、大変感謝しております。今回を機に無人航空機開発に取り組まれてきたNEC様から色々と学ばせていただきたいと思っております。皆様に「CARTIVATORを支援して良かった」と思って頂けるよう、ますます、開発に邁進致します。応援よろしくお願いいたします。」

空飛ぶクルマのロードマップ

『SkyDrive』の今後のロードマップは下記のように発表されている。CARTIVATORは『SkyDrive』によってインフラ不要の“真に自由な移動”を実現し、『2050年までに誰もがいつでも空を飛べる時代を創る』ことを目指している。

さらに面白いことに、「独自目標」として、2020年東京オリンピックの聖火台に火を灯すことを掲げているが、スポンサーにワールドワイドオリンピックパートナーであるトヨタの名前があることで、その期待は一層高まる。

空飛ぶクルマに乗った操縦者がランナーから聖火を受け取り、空中に浮かび上がって点灯を行ったら歴史に残る東京オリンピックになるだろう。空飛ぶクルマは、そんな無邪気な夢を与えてくれる。まずは夏の試作機公開を楽しみに待とう。

ロードマップ

2018年7月:無人機デモ一般公開(予定)

2019年1月:有人機デモ一般公開(予定)

2020年7月:東京オリンピック開会式にて聖火点灯デモ(独自目標)

2025年:一般販売開始(予定)

2030年:先進国向けモデル量産開始(予定)

2040年:新興国向けモデル量産開始(予定)

2050年:誰もがいつでもどこでも飛べる時代に

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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