三菱、EV搭載の新型SUV「e-エボリューション コンセプト」を公開【ジュネーブショー2018】

三菱自動車は、2018年3月6日(火)~18日(日)までスイス・ジュネーブで開催される第88回ジュネーブ国際モーターショーにおいて、三菱自動車のブランド・メッセージ“Drive your Ambition”を体現するコンセプトカー「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT(ミツビシ イー エボリューション コンセプト)」を欧州初披露する。

なお、e-EVOLUTION CONCEPTは、2017年10月に開催された東京モーターショー2017で世界初公開されている。

三菱、e-EVOLUTION CONCEPTをワールドプレミア|AIを搭載したクロスオーバーSUVタイプの新世代ハイパフォーマンスEV【東京モーターショー2017】

>>MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTの内外装デザインを画像で見る(63枚)

デザイン

三菱自動車は「Robust & Ingenious」をデザインフィロソフィーとし、三菱自動車の持つ力強さ、本物感、考え抜かれた機能性を感じさせる独自性ある魅力的なデザインを創造していく。

MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTは、三菱自動車のヘリテージの一つである優れた四輪制御によるハイパフォーマンス性能に対する挑戦を示したモデルであり、そのデザインは、これまで培ってきた四輪で大地をグリップする力強さ、高速で大地を駆け抜けていく軽快感を表現し、新しいSUV像を創造することを目指した。

エクステリア

フロントデザインは、ダイナミックシールドをベースに、空気の流れを制御するとともに、電動ブレーキキャリパーを効率的に冷却するエアインテークをヘッドライト下に配置するなど空力面で進化させたほか、前面のカメラやセンサー部にはブルーのラインを配して先進性を強調した。

高い地上高やショルダー部を張らせてロアを絞り込んだサイドボディの断面、そして短いオーバーハングによって軽快な運動性能を表現し、四隅に張り出した筋肉質なホイール周りの造形によって四輪駆動の力強いトルク感を表現している。

そして、大きく傾斜させたフロントガラスと切り詰めたオーバーハングは、エンジンのないEVだからこそ可能となるサイドシルエットである。また、SUVの代表格であるパジェロのスペアタイヤをイメージしたリアの大きな六角形の造形は、オフロード走破性とSUVのヘリテージを表現したアイコンとなっている。飛行機の垂直尾翼をイメージしたCピラー、そしてCピラーからリアバンパーに抜けるエアインテークとディフューザーは空気抵抗を低減させるデザインとしている。

インテリア

フローティングしたインストルメントパネル及び小型のメータークラスター、機能を集約したハイコンソール、前面大型ディスプレイにより、全く新しいコックピットを表現した。

インストルメントパネルはホリゾンタルアクシスと名付けた水平基調のデザインとし、良好な前方視界を確保しながら、走行時の車両状態を認知しやすくしている。

エンジンのないEVだからこそ可能となった前面大型ディスプレイには、車外状況、バックモニター、ナビゲーションのほか、運転のコーチング機能や普段はボンネットに隠れて見えない地面や前輪の動きまで映し出すなど、様々な情報を瞬時に得ることができる。フロントからリアまで全面ガラスとしているため、全周囲の視界の良さは安全性にも寄与する。

テクノロジー

EVシステム

小型・高出力モーターをフロントに1基、リアに2基とするパワートレインレイアウトと大容量の駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載し、一般道から高速道路、アップダウンのあるワインディングなど様々な道路状況において、“e-EVOLUTION”の名に相応しい、EVならではの力強く滑らかで静かな走りを発揮する。

駆動用バッテリーを車両中央のフロア下に配置することによって低重心化を図り、卓越した操縦安定性の実現に大きく貢献している。

4WDシステム

フロントに1基のモーターと、リアに新開発のデュアルモーターAYCで構成するトリプルモーター方式の4WDシステムに、三菱自動車が誇る車両運動統合制御システム S-AWCを適用した。

また、ブレーキキャリパーも電動化させることで、四輪の駆動力・制動力を高応答・高精度で制御し、旋回性能とトラクション性能を大幅に向上させた。EVならではの精度が高くレスポンスのよい制御により、前後G・横Gが小さい領域から効果を発揮し、日常走行からスポーツドライビングまで全ての領域で、クルマとの一体感がある安全で快適なドライビングを可能とする。

AIシステム

車載AIがドライバーの運転をアシストする。多くのセンサーで、刻々と変化する道路環境や交通状況を認知し、さらにその瞬間のドライバーの操作からドライバーの意思を的確に読み取ることで、ドライバーの運転技量に関わらず、安全で快適なドライビングを提供する。

また、車載AIには独自のコーチング機能を持たせた。自動運転機能から導き出された基準となる運転操作と、ドライバーの実際の運転操作を比較することで、ドライバーの運転技量を把握し、運転技量を向上させるメニューを考え、音声対話や前面大型ディスプレイ表示を使ってアドバイスする。

これにより、普段はドライバーの運転技量に関わらず意のままのドライビングを可能とする一方、コーチング機能を活用したドライビングの際には今まで以上にクルマを乗りこなす楽しさも提供する。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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