シトロエン 新型ベルランゴがフルモデルチェンジ!オシャレすぎるセレナサイズのミニバンがジュネーブで世界初公開
うわ!なにこれカッコイイ!シトロエン ベルランゴとは
フランスの自動車メーカー・シトロエンは、2018年3月に開催されるジュネーブモーターショーにおいてベルランゴ(BERLINGO/日本未導入モデル)をフルモデルチェンジすると発表した。
シトロエン ベルランゴとは、日本でも販売されているルノー カングーの競合車で、新たにロングホイールベース・3列シート版が追加されたのもニュースだ。ロング版は日本市場で売れ筋であるMサイズのミニバン、具体的にはトヨタ ヴォクシーや日産 セレナと同じカテゴリーに相当するサイズだ。新型ベルランゴは今回のフルモデルチェンジで3代目となり、1996年の初代登場以来22年目となる。
そんなシトロエン ベルランゴだが、見た目から判る通りかなりアクティブなデザインをしている。アルファードやヴェルファイアのように、派手な顔を好む日本市場でも受け入れられそうなくらい独特なデザインのフロントフェイス、C4カクタスを彷彿とさせる“エアバンプ”、どの日本車にも似つかないリアビューなど、「ご近所さんと同じ車はちょっと・・・」というセンシティブな感覚の持ち主にはうってつけのクルマだ。
ミニバンというと日本独特の文化なような気もするが、ベルランゴはこれまでで170万台以上販売されており、ヨーロッパでの人気ぶりがうかがえる。
シトロエンのミニバン、新型ベルランゴの特徴
他にはない独特な外観デザイン
シトロエン ベルランゴのフロントフェイスは、C4カクタスなどのように3段に分かれたライトが特徴で、カッコよくもありファニーフェイスでもある。車体の両側には素材の内部に空気カプセルを入れ、衝撃や接触からボディを保護する“エアバンプ”が装着されており、アクティブでオシャレな演出がされている。
欧州車には比較的珍しい左右スライドドアが採用され、スライドドアのガラス窓は電動タイプだ。リアドアはそのものが開くほか、セレナのようにガラス部分のみが開く機構も備えている。全体的に多角形をイメージしたデザインとなっており、ただ四角いだけではないオシャレ感度の高いデザインが特徴だ。
そこまでする!?圧倒的な室内の収納力
シトロエン ベルランゴの最大の特徴は、もはや執着と言ってもよいほど室内収納スペースが多いことだ。先に述べたように新型ベルランゴには2種類のサイズが用意されており、“M”が全長4400mmで、新設されたロング版の“XL”が全長4750mmだ。比較としては、“M”がフリードより少し長い程度、“XL”がセレナより少し長い程度で両方とも3列シートを備える7人乗り。
そしてシート全てを倒すと、“M”バージョンで最大775Lの荷室空間が生まれ、2.7mの長物でも積めるようになる(“XL”バージョンでは1050Lで3.05m)。しかしこれで驚いてはいけない。新型ベルランゴの収納スペースはルーフにまで及ぶ。ベルランゴには、代々“Modutop”と呼ばれる多機能ルーフが装着されており、画像を見ると判るのだが様々な箇所に収納スペースが設けられており、これら28か所の容量を合計すると186Lにもなるという。
エンジンラインナップは2種類
シトロエン 新型ベルランゴのパワートレインは下記の2種類。
1.2Lガソリンエンジン:110PS(6MT)もしくは130PS(8EAT)
1.5Lディーゼルエンジン:75PS~130PS(130PSのみ8EATが選択可能)
シトロエン ベルランゴが日本に正規輸入される可能性は?
日本ではライバルのルノー カングーが根強い支持を集めており、シトロエンの日本法人にはユーザーや販売店などからベルランゴ正規導入の要望が少なからず入っていたと聞く。しかも新型ベルランゴには、日本でも売れ筋の3列シート版が追加されていることから、さらにニーズが高まりそうな予感がする。
現時点ではまだ正式なアナウンスはいっさいないが、今回のフルモデルチェンジを機に、国内の正規輸入を大いに期待したいところだ。
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