トヨタ、カナダで燃料電池自動車MIRAIのフリート販売を開始

トヨタのカナダにおける販売事業体であるToyota Canada Inc.(TCI)は、2018年内よりケベック州で燃料電池自動車MIRAIを一部のフリート先に販売開始することを発表した

TCIは2017年1月より、3台のMIRAIをカナダに試験導入し、メディア・政府関係者への試乗機会を提供するなど、燃料電池車への理解促進活動を行ってきた。

その結果、カナダで重要な寒冷地性能や短時間で済む水素充填、ガソリン車同様の航続距離など、MIRAIの性能や実用性に関して、カナダのユーザーから一定の理解を得たことを踏まえ、フリート販売開始に至った。

ケベック州は再生可能エネルギー導入が進んでおり、世界第4位の水力発電所を有するなど、水素生産地としての高いポテンシャルがあることから、トヨタは州政府当局と燃料電池自動車普及に必要な水素インフラ整備に向け、緊密な連携を進めている。

また、ケベック州では、プラグインハイブリッド車のプリウスプライム(日本名:プリウスPHV)を、2018年からのカナダ全土での販売に先駆けて、2017年年央より先行して試験販売しており、環境車の普及に対して先進的な取り組みを行ってきた。

TCIは、同州で2018年1月19日~28日まで開催されるモントリオール国際自動車ショーでMIRAIを展示し、カナダで初めてとなるMIRAI試乗の機会を来場者に提供する予定だ。

MIRAIは日本・米国・欧州において累計約5300台を販売

MIRAIは、水素インフラの整備が進む日本・米国・欧州において、2014年12月の販売開始から2017年末までに、累計約5300台を販売している。また、オーストラリアやアラブ首長国連邦、中国などでも、試験的な導入による実証実験を進めている。

トヨタは昨年末に、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車といった電動車の開発・展開を軸とした、2020年代から2030年までの電動車普及に向けたチャレンジを公表した。

2030年に、グローバル販売台数における電動車を550万台以上、ゼロエミッション車である電気自動車、燃料電池自動車を合わせて100万台以上販売することを目指すとともに、燃料電池自動車についても、2020年代に乗用車・商用車のラインアップ拡充を目指し取り組みを進めていく。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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