ホンダのスーパーカブシリーズが世界生産累計1億台を達成
2018年には発売60周年
ホンダの二輪車スーパーカブシリーズの世界生産累計が、2017年10月に1億台を達成し、2017年10月19日に日本における生産工場である熊本製作所にて記念式典を行った。式典には、蒲島郁夫(かばしま いくお)熊本県知事をはじめ、地元自治体や取引先などを招き、ホンダからは代表取締役社長 八郷隆弘氏らが出席した。
Hondaは、1958年8月に初代スーパーカブC100の量産を大和工場(旧埼玉製作所和光工場)にて開始。その後、「需要のあるところで生産する」という企業理念のもと、1961年に台湾でノックダウン生産を開始。現在は世界15ヵ国16拠点で生産。
各国の文化や多様化していくユーザーのニーズに合わせてグローバル展開を図り、現在、延べ160ヵ国以上で販売されるなど、世界中で愛用されているロングセラーモデルへと成長している。なお、来年2018年には発売60周年を迎える。
初代スーパーカブC100は当時2ストロークエンジンが主流の中、経済性、耐久性に優れた画期的な高性能50cc 4ストロークエンジンを搭載し、乗り降りが容易にできる低床バックボーンフレームや、クラッチ操作がいらない自動遠心クラッチシステムを採用し、足元への泥はねや走行風を軽減させる大型の樹脂製レッグシールドを装備するなど、独創的で斬新なデザインを実現しました。また、2007年には電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)を搭載し環境性能を高めるなどの進化を遂げながらも、基本コンセプトは変わらず、その独自のスタイルは現在も受け継がれている。
◆ホンダ 八郷隆弘 代表取締役社長コメント
「日本で誕生したスーパーカブは、『すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する』というHondaの思いを、ユーザーの声に応えて具現化してきたことで、世界各地で長い間ご支持いただき、スーパーカブシリーズ世界生産累計1億台を達成することができました。今後も、時代の変化に合わせて進化し、ユーザーの期待を超える商品を提供できるよう取り組んで参ります」
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