autoc-one.jp 記事・レポート 自動車ニュース アルファロメオ、6速乾式デュアルクラッチ「Alfa TCT」をMitoに搭載

自動車ニュース 2010/3/4 10:30

アルファロメオ、6速乾式デュアルクラッチ「Alfa TCT」をMitoに搭載

アルファロメオ Mitoアルファロメオ Mito シフトノブAlfa TCT

アルファロメオは、ジュネーブショーでは、は6速乾式デュアルクラッチを用いた新世代のオートマチックトランスミッションあるAlfa TCT(Twin Clutch Technology)を発表。アルファ ロメオMiToに搭載されてデビューする。

Alfa TCTは、FPT-Fiat Powertrain Technologiesが開発と生産を担当。最新式6速トランスミッション(C635)グループに属し、マニュアルトランスミッションとしては、最高出力170馬力のMiTo 1.4 MultiAir Turboに初めて搭載される。また、スタート&ストップシステム(アイドリングストップ機能)や、MultiAir(マルチエア)エンジンと組み合わされたAlfa TCTバージョンがデビューすることで、アルファ ロメオMiToは、これら3つの最新テクノロジーを初めて標準装備した車として発売される。欧州では来春から販売を開始する予定であり、Alfa TCTとステアリングのパドルシフト(オプション装備)を搭載した最高出力135馬力のMiTo 1.4 MultiAir Turboに多くの期待を集められている。

Alfa TCTは、奇数段(1、3、5速)と偶数段(2、4、6速)別にギアを設けた2つの平行する入力軸に乾式クラッチディスクをそれぞれ備えた構造により、変速前のギアと接続しながら、変速後のギアを選択、接続することができる。たとえば、1速から2速へ変速するときは、1速での走行中にあらかじめ2速ギアを選択しておき、シフトアップするときは1速側(奇数段)のクラッチを解放しつつ、2速側(偶数段)のクラッチをつなぐというシンプルな方法で変速する。同時に、瞬間的には両方のクラッチを半クラッチ状態にすることで駆動トルクの途切れを回避し、安定したトラクション性能とスムーズな走行を約束。その結果、一般的なトルクコンバーター式オートマチックトランスミッションに比べ、卓越したドライビングプレジャーに加え、MT車のようなダイレクトな加速感覚を提供する。つまり、シフトチェンジの時間を最短にすることはもちろん、マニュアルモード、またはオートマチックモードを選ぶことができ、変速時のパワーロスをほぼゼロにすることができる。また、イニシャルコストをはじめ、メンテナンスやランニングコストも抑制。さらに、スタート&ストップシステムと組み合わせることで、従来のトルクコンバーター式オートマチックトランスミッションに比べ、最大で10%もの燃料消費量を低減している。

Alfa TCTトランスミッションが誇る特徴は、すでに普及している電子制御式の走行安定補助装置などの機能や効果を最大限に発揮させる連携機能を備えていること。たとえば、電動パワーステアリングをはじめ、ブレーキシステム、アクセルペダルコントロール(電子制御式スロットル)、アルファ ロメオD.N.A.システム、スタート&ストップシステム、ABS、エンジン制御システム、加速&ジャイロセンサー(VDCやヒルホールドシステムの作動、スタート&ストップシステムの制御にも関与する勾配センサーも含む)と連携し、最適なバランスの相互作用を実現している。

新しいAlfa TCTトランスミッションが備えるさらなる特徴は、コンパクトな形状による適合性の高さと、乾式(ドライ)のデュアルクラッチを採用した自動変速機能。これは、すべてのオートマチックトランスミッションに比べ、最上級の駆動伝達効率を保証することができ、燃料経済性の点でも最高レベルのトランスミッションとなっている。

デュアルクラッチ式のオートマチックトランスミッションは「ドライ」クラッチ式と、クラッチを専用オイルに浸した「ウェット」クラッチ式の2つに分けられる。「ドライ」クラッチ式は、シフトチェンジとスタート時に短時間起きる「半クラッチ」のときだけ、わずかなクラッチ滑りによる伝達ロスが生じます。その一方「ウェット」クラッチ式では、従来型オートマチックトランスミッションのクラッチと同様、クラッチとして作動していないときも、常に専用オイルに浸かった状態で回転するため、オイルの粘性抵抗によるエネルギーロスを生じる。また、オイルによる冷却が必要なため「ドライ」クラッチ式では無用な専用オイルポンプを備え、このオイルポンプを駆動するため、常にエンジンのエネルギーを費やすことになる。さらに「ドライ」クラッチ式に比べ、クラッチ冷却用の専用オイルが約4.8L余分に必要になるので、全体の重量増加だけでなく、オイルの撹拌抵抗による馬力損失も大きくなる。これらの現象すべてを総合し、燃料消費量に換算すると「ドライ」クラッチ式では「ウェット」クラッチ式よりも約6%効率が高くなる。そして「ドライ」クラッチ式は、相対的に低コストで、搭載が容易なことも優位性となっている。

最後に、新型Alfa TCTトランスミッションは、トランスミッションコントロールやトランスミッションメカニズム、トランスミッションアクチュエーターの3つの分野において23にもおよぶ公式の特許を誇っている。

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