ブリヂストン、タイに「ブリヂストンバンダグリトレッドセンター」を開設

ブリヂストンのタイ子会社であるタイブリヂストンは、タイ国内に「ブリヂストンバンダグリトレッドセンター(BBRC)」を設立し、本日開所式を行った。

ブリヂストンバンダグリトレッドセンターは、アジア地域におけるリトレッドビジネスの展開を加速させるべく設立されたもので、以下の3つの目的で活用される。

1. リトレッドタイヤ(※1) 生産

当施設内の製造設備で、バンダグ方式(※2) のリトレッドタイヤを生産。(2月1日より既に生産を行っている。)

2. リトレッドタイヤを活用したソリューション・ビジネスの提案

トラック・バス用タイヤのお客様向けに、バンダグ方式のリトレッドタイヤを活用したソリューション・ビジネスを提案。ソリューション・ビジネスとは、輸送事業者様を始めとしたお客様に、新品タイヤとリトレッドタイヤ、更にはタイヤメンテナンスサービスを組み合わせてご提供するもので、お客様の環境経営や、タイヤに関するトータルコストの削減に貢献する。

3. リトレッドタイヤの製造工程とソリューション・ビジネスの研修

リトレッドショップの直営店やフランチャイズ契約店を対象に、バンダグ方式のリトレッドタイヤ製造やソリューション・ビジネスの研修を行う。 BBRCは作業環境や生産効率に配慮して設計されており、バンダグ方式によるリトレッドタイヤ生産システムのコンパクトさや経済性を訴求し、リトレッドショップのフランチャイズ展開を進め、ソリューション・ビジネスの普及を促進する。

ブリヂストンは、アジアでのリトレッドビジネスがこれから益々発展すると見込んでいる。現在、タイでリトレッド部材工場(2010年11月生産開始予定)の建設も進めており、ソリューション・ビジネスのアジア地域での拡大を着実に進めていく。

ブリヂストンバンダグリトレッドセンター(BBRC)概要

所在地: タイ ノンケー(タイブリヂストンのタイヤ工場であるノンケー工場の敷地内)

敷地面積: 3,444m²

施設内容: リトレッドタイヤ製造ライン、パネル展示室、訓練室など

人員: リトレッド製造スタッフ4名、マネージャー2名、工場長1名

リトレッドタイヤ生産能力: 44本/日

リトレッドタイヤ製造ライン

※1 リトレッドタイヤとは、使用済みのタイヤのトレッド(接地)部分を取り除き、新たにトレッドゴムを加硫・圧着して再使用できるようにしたタイヤのこと。リトレッドタイヤは、新品タイヤに比べて、環境保全の面で次のような優位性がある。

1. 天然ゴムなど原材料の使用量が1/3以下となり、省資源となる。

2. タイヤ生産におけるCO2排出量削減が可能となる。

3. タイヤの寿命が延びるため、廃タイヤの削減にも寄与する。

※2 バンダグ方式とは、あらかじめ加硫してあるトレッドゴム(プレキュアトレッド)を貼り付け、再度加硫して圧着するリトレッドタイヤ製造方法のこと。「プレキュア方式」とも呼ぶ

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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