ホンダ、安全運転教育用自転車シミュレーターを発売
ホンダは、安全運転教育用「ホンダ自転車シミュレーター」を、2010年2月より販売する。自転車を運転する際に起こりうる危険を安全に体験することで、危険予測能力や安全意識の向上をはかり、体験後の解説等により交通ルールとマナーを楽しく学ぶことができる。主に小中学生や高齢者向けに自転車教育を実施している官公庁や警察関係機関、教習所、学校等への普及を目指す。なお、受注は今年11月より開始する。
近年、交通事故死者数は減少しているものの、自転車事故による死者の比率は増加傾向にある。特に10代と50代以上の自転車事故が多く、原因の約7割は交通ルール違反である。
ホンダは、1964年より培ってきた安全運転普及活動のノウハウを活かし、実際の交通状況を想定しながら危険を安全に体験できる安全運転教育機器として1996年より二輪車、2001年より四輪車のシミュレーターを販売しており、危険予測能力や安全意識の向上に向けた展開をしている。今回、豊かなモビリティ社会の実現を目指し、より多くの方に役立つ教育教材として「ホンダ自転車シミュレーター」を開発した。
■「ホンダ自転車シミュレーター」の特長
「ハードウェア」
・コンパクト設計(全長2,270mm×高さ1,400mm×幅990mm、重量88kg)
・左右確認用画面と後方確認用モニターを搭載。
・自転車を押して歩く動作に対応する「歩行センサー」を搭載。
「ソフトウェア」
・各年代に合わせたソフトを用意し、「学校へ行く」「スーパーへ買い物に行く」「塾へ行く」「商店街へ行く」等、コースを選んで危険を体験することが可能。
・混合交通の走行における法規やマナーを学ぶコースを用意。
・体験後、上下左右さまざまな視点からの走行軌跡を再生し、運転状況と評価を画面に表示。
■全国メーカー希望小売価格
本体価格(搬送費込み)732,900円(税込)
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