マツダ、東京モーターショーで「マツダ SKY-G」と「マツダ SKY-D」を世界初公開

32km/Lの超低燃費コンセプトカー日本初公開「マツダ 清(きよら)」

マツダ 清

マツダは、10月24日から11月4日まで千葉県の幕張メッセにて一般公開される第41回東京モーターショーで、次世代直噴ガソリンエンジン「マツダ SKY-G(スカイ・ジー)」、次世代クリーンディーゼルエンジン「マツダ SKY-D(スカイ・ディー)」、次世代高効率オートマチックトランスミッション「マツダ SKY-Drive(スカイ・ドライブ)」を世界初公開する。

また、日本初公開となる次世代の環境技術を搭載したコンセプトカー「マツダ 清(きよら)」や、最新の環境・安全技術なども出展する。

今回、マツダは「マツダ・スカイコンセプト~すべてのお客様に「走る歓び」と「環境安全性能」を提供!~」を出展テーマとした。技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」のもと、2015年までにグローバルで販売するマツダ車の平均燃費を2008年比で30%向上させるための先進技術を「今日」「明日」「将来」という時系列で展示する。

マツダは、すべてのお客様に「走る歓び」と「優れた環境安全性能」を提供するため、エンジンやトランスミッション、車両の軽量化といったクルマの基本性能の向上が重要と考えている。その取り組みの中核を成すのが、マツダ車の環境性能とダイナミックパフォーマンスを飛躍的に向上させる、次世代パワートレインの開発コンセプト「マツダ SKY(スカイ)コンセプト」である。この名前には、「未来に続く青空」とその青空のもとで意のままに「走る歓び」をお客様に提供したいという思い、そしてのびのびと自由な発想により究極の効率を追求するエンジニアの高い志が込められている。

今回は「明日の技術」として、理想の燃焼を追求して環境性能と出力(トルク)性能を高めた次世代直噴ガソリンエンジン「マツダ SKY-G」と次世代クリーンディーゼルエンジン「マツダ SKY-D」、優れた燃費とダイレクトな操作感を実現する次世代オートマチックトランスミッション「マツダ SKY-Drive」を展示する。

また、日本初公開となるコンパクトコンセプトカー「マツダ 清(きよら)」は、「マツダSKYコンセプト」に基づく次世代のパワートレイン技術と、車両の軽量化技術などを盛り込み、32km/Lという超・低燃費(10・15モード燃費)と、マツダらしい走りの楽しさを実現させた次世代コンパクトカーである。

その他、「今日の技術」として、新型アクセラから採用しているマツダ独自のアイドリングストップ技術・i-stop、「将来の技術」として、水素ロータリーエンジン車・プレマシー ハイドロジェンRE ハイブリッドや、事故のない安全なクルマ社会の実現を目標とした多様な研究開発などを展示する。

【主な出品物の概要】

■マツダ 清(きよら)

マツダ 清は、次世代直噴ガソリンエンジン「マツダ SKY-G 1.3」と、コンパクトで軽量な新開発の6速オートマチックトランスミッション「マツダ SKY-Drive」を組み合わせ、優れた環境性能と力強い走りを両立させたコンパクトコンセプトカー。独自のアイドリングストップ技術・i-stopや、減速時のエネルギーを回生してバッテリーを充電するシステム、そして100kgの軽量化を達成するコンパクトで空力性能に優れたボディなどにより、32km/Lという超低燃費(10・15モード燃費)を実現する。

■マツダ プレマシー ハイドロジェンRE ハイブリッド

2009年3月から、国内で官公庁やエネルギー関連企業へのリース販売を開始した「マツダ プレマシー ハイドロジェンRE ハイブリッド」は、水素ロータリーエンジンをジェネレータと組み合わせて発電のみに使用し、独自技術を採用したモーターを駆動して走行する、シリーズ・ハイブリッド方式を採用し、水素での航続距離200kmを達成。また、脱石油資源やCO2排出削減に向けた取り組みとして、植物由来の「マツダバイオテックマテリアル」を採用している。

■次世代直噴ガソリンエンジン・マツダ SKY-G

マツダ SKY-Gは、熱効率を改善して燃費性能と出力性能を大幅に高めた次世代の直噴ガソリンエンジン。エンジン本体を新設計し、機械抵抗を低減し最適な混合気の形成を図った上で、直噴システムが持つ噴霧形成の自由度を活用して、極限まで膨張比を高める。次世代直噴インジェクター、高機能吸排気可変バルブタイミングシステムなどの技術を採用し、現行2.0Lエンジン比で燃費・出力(トルク)を約15%改善。アクセラクラスの車両に搭載した場合で、現行デミオ並みの低燃費を実現する。

■次世代ディーゼルエンジン・マツダ SKY-D

マツダ SKY-Dは、低燃費・高出力と低エミッションを両立させた次世代のクリーンディーゼルエンジンである。エンジン本体を新設計して機械抵抗をガソリンエンジン並みに低減、シリンダー内の圧力や温度、燃焼室形状、燃料噴射率を最適化し、熱効率が最も良いタイミングで燃焼を開始。具体的には、直噴ピエゾインジェクター、2ステージターボチャージャー等の技術を採用し、現行2.2Lエンジン比で燃費を約20%改善。アテンザクラスの車両に搭載した場合で、現行デミオ並みの低燃費を実現する。

■次世代オートマチックトランスミッション・マツダ SKY-Drive

マツダ SKY-Driveは、従来型に比べ、燃費性能とダイレクト感を大幅に向上させた次世代の高効率オートマチックトランスミッションである。本体を新設計して機械抵抗を大幅に低減、またトルクコンバーターやクラッチの滑りを最小限にし、ロックアップ領域を最大化することで、約5%の燃費改善を実現。更に、作動油量・油圧制御の最適化による素早い変速応答性と併せて、デュアルクラッチトランスミッション並みのダイレクト感を実現している。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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