autoc-one.jp 記事・レポート 自動車ニュース SUPER GT第7戦、ARTA NSXが予選12番手から今季初優勝

自動車ニュース 2009/9/14 11:43

SUPER GT第7戦、ARTA NSXが予選12番手から今季初優勝

ラルフ・ファーマン選手と伊沢拓也選手の表彰台ARTA NSXのピットインシーン

2009 AUTOBACS SUPER GT第7戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝レースが、9月13日、富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。GT500クラスはNo.8 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)が優勝。GT300クラスはNo.81 ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)が優勝を果たした。

■GT500

優勝したNo.8 ARTA NSXは、前日の予選で2番手タイムをマーク。しかし、今回のイベントの前にエンジンを積み替えていたため、規定により10番手グリッド降格となり、12番手からのスタートとなった。

決勝では、ポールスタートのNo.32 EPSON NSX(ロイック・デュバル)がNo.6 ENEOS SC430(ビヨン・ビルドハイム)に接触されスピン、クラス最後尾まで順位を落とす波乱の幕開けに。他にも接触があり、この混乱の中で大きく順位が入れ替わった。No.6 ビルドハイムは、この接触に関してドライビングスルーペナルティが課され、ポジションを落とす。

No.8のスタートドライバー、ラルフ・ファーマンは、こうした混乱をうまくかわし、オープニングラップでシングルポジションに。その後も10周目にNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(ロニー・クインタレッリ)、13周目にNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲)と上位を次々と攻略。20周目にはNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)をもパスし、2位にまで上がってくる。そして25周目の最終コーナー、トップを行くNo.36 PETRONAS TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー)をたくみにパス。とうとうトップを奪った。

その後、上位陣がルーティンのピットイン。全車のピット作業が終わった時点でNo.36 脇阪寿一がトップ、No.8 伊沢拓也が2番手というオーダーとなったが、No.8 伊沢は38周目のダンロップコーナーでインを差し、No.36 脇阪よりトップを奪い返す。

No.8 伊沢は後続とのギャップを徐々に広げ、最後はペースをコントロールしてフィニッシュ。12番手グリッドからの大逆転勝利を挙げた。No.8 ARTA NSXにとっては07年第8戦オートポリス以来の勝利。伊沢拓也にとってはこれがSUPER GT初勝利となる。NSX勢としては昨年の第5戦SUGO以来の今季初勝利となった。

2位はNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)、3位はNo.36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー)。予選でも2番手、3番手だったこの2台は、序盤にNo.1が順位を落とし、No.36が前に出る。だが、No.1はピット作業の早さでその差を挽回。No.36 脇阪の背後にNo.1 トレルイエが迫り、残り2周となった最終コーナーで攻略を果たして2位を取り返した。

この結果、ドライバーズランキングではNo.1 本山が68ポイントでトップをキープ。本山と同チームのトレルイエ(58ポイント)をはさみ、今回、勝ったNo.8 ファーマン/伊沢が53ポイントとなって、No.36 脇阪/ロッテラーと並んだ。

■GT300

GT300クラスで優勝したNo.81 ダイシンアドバンFerrari(藤井誠暢)は、2番手グリッドからのスタート。ポールだったNo.88 triple aガイヤルドRG-3(坂本祐也)がオープニングラップの1コーナーで順位を落とし、いったんはトップに立つが、次の周にはNo.33 HANKOOK PORSCHE(影山正美)の先行を許し、2番手に。さらにその次の周、No.87 giraffaガイヤルドRG-3(井入宏之)も前に行き、3番手まで下がる。

だが、その後No.33がペースダウン。No.81と何度かポジションを入れ替えながら、ルーティンのピットインまで接近戦を繰り広げる。さらに、予選17番手から驚異の追い上げを見せたNo.55 J-TRUST F-PROおうとキット ポルシェ(山岸大)がこれに加わり、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニによる豪華なバトルに。だが、No.55は小泉洋史に交代後、ドアが脱落するという思いもよらぬトラブルで脱落。

後方に浮上してきたのはNo.19 ウェッズスポーツIS350(片岡龍也>織戸学)とNo.11 JIMGAINER ADVAN F430(田中哲也>平中克幸)。レース半ば、38周目にはNo.19が前、No.11が後ろだったが、41周目にNo.11 平中がNo.19織戸をパスし、2番手となる。

No.81は、ピットインの際、作業時間短縮のため左側の前後2本しかタイヤ交換をしておらず、右側が磨耗してきた終盤、ペースダウン。No.11の急接近を許す。2台のフェラーリによるバトルは最終ラップにクライマックスを迎え、軽く接触を繰り返しながらサイド・バイ・サイドでコーナーをクリアしていく。プリウスコーナーで、ついにNo.11平中がトップを奪うが、最終コーナー手前のブレーキングをわずかにミス。再びNo.81 青木がインに並びかけると、No.11 平中はアウトにはらんでしまう。それでもNo.11 平中はもう一度トップを奪い返そうとするが、立ち上がり加速でNo.81が勝り、最後は1車身前でゴールした。

今季これまで、何度か優勝のチャンスがありながら逃してきたNo.81 ダイシンアドバンFerrariだが、これでやっと初優勝を果たした。惜しくも2位となったのは、No.11 JIMGAINER ADVAN F430。3位はNo.66 triple aムルシェRG-1(山西康司>余郷敦)。予選は12番手に留まったが、序盤から着実に順位を上げ、終盤のNo.19 ウェッズスポーツIS350とのバトルも制して今季初の表彰台を得た。

ここまでランキングトップのNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一)は序盤、他車に接触される不運などもあり7位。ランキング2位だったNo.2 アップル・K-one・紫電(加藤寛規/吉本大樹)は5位。ランキング3位のNo.19 ウェッズスポーツIS350(織戸学/片岡龍也)が4位に入ったため、この新田/高木、加藤、織戸/片岡の3組が63ポイントで並ぶことになった(※吉本は開幕戦不参戦のためランキング4位)。

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