ニューBMWアクティブ・ハイブリッド7発表(ドイツ本国発表)

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BMWは、躍動感にあふれ、高級感を漂わせたハイブリッド・カー「BMWアクティブ・ハイブリッド7(BMW ActiveHybrid 7)」を発表した。BMWアクティブ・ハイブリッド7は、ラグジュアリークラスにおける効率性の新基準を打ち立てるクルマであり、世界でも類のないコンセプトによりガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせ、BMWブランドならではの極めて革新的な駆けぬける歓びを提供する。

BMWアクティブ・ハイブリッド7は、BMWのツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用したV8ガソリンエンジンと三相同期電気モーターを搭載し、342kW(465ps)の総出力、700Nmの最大トルクを発生。エンジンと電気モーターをインテリジェントに組み合わせたマイルド・ハイブリッド・コンセプトは、ラグジュアリーセダンの快適性と効率性および運動性能を全て実現。BMWアクティブ・ハイブリッド7の0-100km/h加速性能値はわずか4.9秒、最高速度は250km/h(電子制御リミッター作動)。EU複合サイクルにおける100km走行あたりの平均燃費はわずか9.4リッターで、CO2排出量は1km走行あたり219gを達成する。

BMW 7シリーズに採用されるBMWアクティブ・ハイブリッド・テクノロジーは、三相同期電気モーター、リチウムイオン・バッテリー、高電圧型オンボード・ネットワークの実現に必要なパワー・エレクトロニクスで構成。すべてのコンポーネントにハイブリッド・テクノロジーにおける世界最先端の技術を投入。BMWのアクティブ・ハイブリッドは、BMWアクティブ・ハイブリッド7に搭載される8気筒エンジンおよび8速オートマチック・トランスミッションと共に、ドライブトレインの分野におけるBMWのリーダーシップを証明する類を見ない総合的なコンセプトとして実現。あらゆるコンポーネントに投入された卓越したテクノロジーと各コンポーネントの緻密な連携により、BMWアクティブ・ハイブリッド7のハイブリッド・コンセプトは最高のポテンシャルを発揮する。

ハイブリッド・システムの効率性は、電気エネルギーの発生、貯蔵、利用の全てにおいて応用されている包括的なインテリジェント・コンセプトにより実現。オートマチック・トランスミッションと一体化された電気モーターは、定格出力15kW(20ps)、最大トルク210Nmを発生。ブレーキエネルギー回生システムにより、ドライバーがブレーキを操作して減速しようとすると、電気モーターは発電機の役割を果たして電力を発生し、その電力をリチウムイオン・バッテリーに貯蔵。この高性能システムの場合、ラゲッジルームに搭載された高電圧バッテリーからは、加速時には電気モーターに直接電力を供給し、走行中や停車中でもエア・コンディショナー用コンプレッサーに安定した電力を供給。さらにこのバッテリーは、通常の12Vオンボード・ネットワークにも電力を供給する。

いかなるエネルギーも消費せずに行う「ニュートラル」なプロセスにより、システムが発生した電力は、あらゆる条件下、あらゆる負荷状況において、効率性、運動性能、ドライバーおよび乗員の快適性を向上。特に発進時および加速時には電気モーターがV8エンジンをアシストし、瞬発力と運動性能を向上。定速走行時には、電気モーターが発電した電力によりガソリンエンジンのパワーを大幅にセーブし、燃費および排出ガスを低減。さらに、このプロセスによりエンジン騒音も抑制するこのユニークなセダンは、きわめて優れた走行快適性を提供。

電気モーターをエンジン・スターターとして使用しているため、ガソリンエンジンはわずかな振動さえも発生することなく始動が可能。またオート・スタート・ストップ(オートマチック・エンジン・スタート/ストップ)機能により、交差点や渋滞で停車する際にもエンジンをアイドリング状態にすることなく、理想的な作動を実現。ガソリン・エンジンが停止しているときも、エア・コンディショナーのための電力はリチウムイオン・バッテリーが供給するため、安定した作動を維持。さらに市場でも他に例のない停車時のクライメート・コントロール機能(standstill climate control function)により、出発前にあらかじめ車内温度を快適な状態にしておくことも可能。

コクピットのメーター・パネルに組み込まれたディスプレイによって、エネルギーの流れと効率の状況が確認でき、コントロール・ディスプレイにはハイブリッド・ドライブ・システムの作動状況や機能を表示。これにより、電気エネルギーの発生状態を視覚的に把握可能。また、さまざまな走行状況において、燃料を使用することなく発生させたエネルギー量を確認することも可能としている。

BMWアクティブ・ハイブリッド7の外観上の特徴は、専用設計で空力特性を高めたタービン・ホイール・デザインの19インチ・アロイホイール、トランクリッドおよびCピラーにあしらわれた「ActiveHybrid 7」のエンブレム、そして専用ブルーウォーター・メタリックのボディカラーなどに表れている。

BMWアクティブ・ハイブリッド7は、本格的なBMW 7シリーズのモデルにふさわしく、スポーティかつエレガントなデザイン、自然な存在感、傑出した駆けぬける歓び、長距離走行の際の快適性を実現し、さらに数々の特別装備品を装備。BMWアクティブ・ハイブリッド7には、標準ホイールベース仕様と後席の快適性を高めるため140mm延長されたロング・ホイールベース仕様の2つのモデル・バリエーションを設定。いずれのバリエーションも、オプション装備品として、BMW Individualによるあらゆる仕様変更、革新的なドライバー・アシスタンス・システムを含むBMWコネクテッド・ドライブが選択可能となっている。

ラグジュアリークラスではきわめて珍しいサスペンション・システムは、BMWアクティブ・ハイブリッド7に魅力的な運動性能と比類ない走行快適性を提供。標準ホイールベース仕様もロング・ホイールベース仕様も、共にダブル・ウィッシュボーン式フロント・アクスル、BMW独自のインテグラルVリヤ・アクスルを装備。さらに、サーボトロニック付き油圧式ラック&ピニオン・ステアリングを装備。また、ダイナミック・ドライビング・コントロールを含むダイナミック・ダンピング・コントロールを標準装備。ロング・ホイールベース仕様には、リヤ・アクスルにセルフレベリング・コントロール付きエア・サスペンションを装備する。

BMWアクティブ・ハイブリッド7のセーフティ・システムは、フロント・エアバッグ、サイド・エアバッグ、ヘッド・エアバッグ、衝撃感応式前席アクティブ・ヘッドレスト、ランフラットタイヤ、BMW独自のタイヤ空気圧警告(RPA)機能を標準装備。リチウムイオン・バッテリーは、高強度で頑丈なスチール製コンパートメントによる完璧な保護を実現。さらに、万一故障または衝突が発生した場合、車両の高電圧システムを自動的に遮断する機能も装備する。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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