インホイールモーター型電気自動車の普及を目指す新会社が誕生
慶応義塾大学発のベンチャー企業として、インホイールモーター型電気自動車の普及を目指す「株式会社シムドライブ」が設立される。
シムドライブとは、慶応義塾大学環境情報学部教授の清水氏が開発した「SIM-Drive(SHIMIZU In wheel Motor-Drive)」(以下、シムドライブ)インホイールモーター技術で、この技術を採用することにより電気自動車は、構造が簡単で部品点数が少なくなるのが特徴。
これにより大量生産も既存モデルより簡単となることで、より安価なコストが実現できるという。
シムドライブ社には、慶応義塾大の清水氏を中心に、株式会社ベネッセコーポレーション代表取締役会長兼CEO福武氏、株式会社ガリバーインターナショナル、株式会社ナノオプトニクス・エナジー、株式会社ベネッセコーポレーション、丸紅株式会社等が出資し産学連携にて設立するもので、2009年8月20日に設立登記申請が行われた。
設立後はまず、シムドライブを活用した電気自動車の可能性に共感する電気自動車メーカーや、それに携わる部品メーカーなどの参加をさらに募る。
その後シムドライブ搭載電気自動車の普及方法の検討と具現化を行い、ポスト京都議定書がスタートする2013年に、シムドライブ搭載の電気自動車が、提携企業により量産されている状態を目指すとしている。
清水氏は30年間で電気自動車8台の試作車に携わる日本の電気自動車の第一人者として活躍。
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