トヨタ、米国アラバマ工場で直4エンジンを生産
トヨタは、アメリカにおけるエンジン生産工場であるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・アラバマ(Toyota Motor Manufacturing, Alabama, Inc. 以下、TMMAL)において、これまでのトラック用V6・V8エンジンに加え、直4エンジンの生産を開始することを決定した。
今回のアラバマ工場での直4エンジンの生産は、今後も直4エンジン搭載車種の需要が堅調と見込まれることと、北米地域の一層の自立化を進めていきたいとの判断から決定したものである。
具体的には、2011年夏より、2.5リッターと2.7リッターの直4エンジンを年間約21.6万基生産し、Subaru of Indiana Automotive, Inc.(SIA)で生産するカムリ、および、Toyota Motor Manufacturing Canada, Inc.(TMMC)で生産するRAV4に搭載する。また、エンジン部品であるシリンダーヘッド、シリンダーブロックは、部品製造子会社ボディーン社(Bodine Aluminum, Inc.)で生産する予定としている。
これに伴う投資額は、TMMALで約1億4,700万米ドル、ボディーン社で約2,500万米ドル、新規雇用はTMMALで240人程度、ボディーン社で60人程度を予定している。
TMMALは、海外におけるトヨタ初のV8エンジンの生産工場として2001年に設立、2003年より生産を開始した。2005年にはV6エンジンの生産を開始し、2008年1月には生産累計100万基を達成している。
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