ロータス、エヴォーラGT430を発売、価格は1944万円

ロータス エヴォーラ GT 43

ロータスカーズ日本正規販売輸入総代理店のエルシーアイ株式会社は、8月8日よりエヴォーラ GT 430の受注を開始する。価格(消費税込)は、1944万円。

ロータス エヴォーラ GT 43

世界の各市場で好評価を受けているロータスエヴォーラ400とエヴォーラスポーツ410に続き、ロータスはさらなるパワーを持つエヴォーラのエヴォリューションモデル、エヴォーラGT430を発表した。美しさと機能性を見事に融合させ、ハンドメイドのカーボンファイバー製コンポーネントを多用することで、かつてないレベルのエンジニアリングとデザインが実現されている。

インタークーラーを備える新開発の3.5リッターV6スーパーチャージャーエンジンが最高出力436psを発生し、ダウンフォースも大幅に向上、ライバル車をまた引き離した。ロータスならではの軽量エンジニアリングを活かし、乾燥重量を1258kgまで絞ったエヴォーラGT430は、ロータス史上最もパワフルで完成されたロードカーである。その高い性能とシャーシ技術により、エヴォーラGT430では、クラスで前例のない卓越したスピードとハンドリングが実現されている。息をのむようなデザインと驚異的なパフォーマンスをもつエヴォーラGT430は、生まれながらの名車である。生産台数はわずか60台、英国ノーフォークでハンドビルドし、限られたマーケットで販売される。

新設計のボディパネルでは、フロントとリアの各所に炭素繊維の織⽬を露出したカーボンファイバーを使用。先進のエアロダイナミクスにより、エヴォーラGT430は最⼤250kgのダウンフォースを生み出す。大きくとったフロント開口部、新しいカーボンファイバー製スプリッターに加え、各フロントホイールアーチの上にエアブレードとルーバーを装備。リアには、ホイールアーチ内の圧力を抑えるために各ホイール後方にエアロダクトが設けられ、そこからワイドなミシュランパイロットスポーツカップ2タイヤがのぞく。後姿を引き締めるのは、大型リアディフューザー。その上には、大きなカーボンファイバー製ウィングがそびえ立っている。

より速く、軽く、鋭く

独自のボディワークとエアロダイナミックパーツ、大きなパワーを特徴とするエヴォーラGT430は、クラスを超えたロードゴーイングスポーツカーである。ロータスらしさの光るバランスと精巧さに加え、圧倒的なスピード、最高速度での卓越した安定性と敏捷性も備えている。エヴォーラには、パフォーマンスのために欠かせないと判断された部品しか採用されていない。軽量カーボン製リアウィングの導入やホイールとタイヤの大型化などの仕様変更により9kg増えたにもかかわらず、乾燥重量は1258kg。すでにかなりの軽量化を果たしているエヴォーラスポーツ410より更に26kgも軽くなった。

部分的に織目の見える独自のフルカーボン製フロント/リアバンパーに加え、新しいフロントスプリッター、フロント・アクセス・パネル、ルーフパネル、車幅いっぱいのリアウィングなど、光沢を放つカーボンファイバー製コンポーネントが車両のあらゆる箇所に使用されている。また、リアには、美しく作り込まれたカーボンファイバー製の一体型テールゲートを装備。そのルーバー部は、複合材を使用したクォーターパネルとともに、独特の輪郭を作り出している。市販のスポーツカーとして最も繊細なハンドリング性能を持つと評されるロータス車だが、新登場のエヴォーラGT 430は、さらに上をいく動的性能を備えている。ロータス仕様のオーリンズTTX 2ウェイ・アジャスタブル・ユニットは、コンプレッションダンピングとリバウンドダンピングを20段階に調節でき、その重量はエヴォーラ スポーツ410のものより10kg軽くなっています。また、側面負荷の小さい超軽量のアイバッハ製スプリングを新たに採⽤することでばね定数が大きくなり、フロントとリアのアンチロールバーにより、ハンドリング性能も一段と向上しました。

ロータス エヴォーラ GT 43

一般道での走りもさることながら、ここぞというときに驚くべき瞬発力を発揮するエヴォーラ GT 430は、ヘセルのテストサーキットで、エヴォーラ最速となるラップタイム1分25秒8を記録した。同サーキットでロータス3-イレブンのロードバージョンに並ぶ速さを見せるGT430のパフォーマンスを支えているのは、考え抜かれた空力性能と徹底したパワー強化である。

顕著な例を挙げると、エヴォーラGT430では、フロントアクスルおよびリアアクスルにかかる重量を大きく減らしたことで、車両の極慣性モーメントが小さくなり、瞬間的なレスポンス、全般的な敏捷性、ドライバーへのフィードバックが向上した。

インタークーラーを備える3.5リッターV6スーパーチャージャーエンジンは、最高出力436PS/7000rpm、最大トルク440Nm/4500rpmを発生。トルクの増加は、空水冷式ギアボックスクーラーの標準搭載によってもたらされた。エヴォーラGT430には、チタン製エキゾーストも標準搭載されており、リアアクスルにかかる重量を10kg削減するとともに、迫力ある排気音を響かせる。

トランスミッションは6速マニュアル。すばやいギアチェンジを促す慣性質量の小さなシングルマス・フライホイール、コーナリング時のトラクションと出口速度を高めるトルセン式のLSDも装備している。エアロダイナミクスを⼤幅に⾒直し、ダウンフォースを高めるさまざまなボディ要素を導入。わずか145km/hでエヴォーラスポーツ 410の最大ダウンフォースに匹敵する64kgを発生し、最高速度305km/h時のダウンフォースは250kgに達する。エアロダイナミクスにはモータースポーツから得られた技術を応用し、車両の上下および周囲のエアフローマネジメントを中心に改良を加えた。ごく普通の速度でも実感できるダウンフォースは、コーナリング時のGを高め、高速走行時の安定性を向上させる。

新型カーボンファイバー製フロントスプリッターは、車体下のエアフローを最適化。エアブレードを備え大きくなった2つのカーボンファイバー製フロントダクトは、空気をフロント開口部へと効率良く送り、タービュランスやホイールが生み出す空気抵抗を低減する。後端が湾曲した軽量フロント・ホイールアーチ・パネルは、空気を車両側面に沿うように導き、各ホイールアーチの上部に装着されたルーバーは、ホイール上方の空気圧を下げる。

リアのディテールにも細心の注意が払われている。各ホイール後部を深くえぐるように作られたダクトは、ホイールアーチからすばやく空気を放出し、ダウンフォースを向上させる。そしてその上にそびえ立つのは、エアロダイナミクス性能に優れたモータースポーツ生まれの大型カーボンリアウィングだ。

増大したダウンフォースとパワーを活かすために、従来より10mmワイドなミシュランパイロットスポーツCUP2タイヤ(フロント245/35R19、リア295/30R20)を履き、1インチワイドな10.5Jリアホイールを装着。超軽量鍛造アルミホイールは、標準仕様のブラックまたはシルバーのほか、オプションのグロスレッド仕上げまたはリムカットデザインのグロスブラックを選択可能である。

エヴォーラGT430には、「ドライブ」、「スポーツ」、「レース」、「オフ」という4つのダイナミック・ドライブ・モードが用意されていて、選択したモードに応じて、システムが介入するまで、ドライバー自らが車両をきめ細かく制御できる。ECUに直接リンクされた新開発の可変トラクション機能により、「レース/オフ」設定では、ホイールスリップを手動で調整可能。インストルメントクラスターで状態を確認しながら、5段階のトラクションレベル(1%、3%、6%、9%、12%スリップ)のいずれかまたは「オフ」に設定できる。

エヴォーラGT430では、APレーシング製4ピストンキャリパーと組み合わせて、フロントにはJ型グルーブ付き2ピース・ベンチレーテッド・ブレーキ・ディスク、リアには中央部分が軽量アルミ製で従来品より2kg軽い3ピースディスクを使用している。

カーボン素材は、ボディだけではない。精巧に作り込まれたキャビンでも、細部まで丹念に仕上げられたレースシートやドアシル、新設計のインストルメント・パネル・カバーなどに、カーボンの織目模様が美しいハンドメイドコンポーネントが標準採用されている。

シートには、背面にカーボン素材を使用し個性的なトリムデザインが施された新設計のスパルコ製も注文でき、また、レース志向の強いユーザー向けに運転席、助手席用4点式ハーネス、およびチタン製リアフレームをオプションで用意している。

ロータス エヴォーラ GT 43

ステアリングホイール、ダッシュボード、ドアパネル、トランスミッショントンネル、センターコンソールはすべてブラックアルカンタラとディンプルレザーのコンビネーション。フルレザーまたはフルアルカンタラのトリムオプションを追加費用なしで指定することもできます。いずれのパターンも、赤と白のコントラストが映えるツイン・カラー・ステッチが施され、マットブラックのインテリアパネルが配される。ナビゲーション、リバースカメラ、サブウーファーなどのエンターテインメントシステムを装備することもできる。

軽量化の詳細

エヴォーラスポーツ 410からの26kgの軽量化は、標準チタン製エキゾースト(-10kg)、カーボン製ボディパネル(-4.7kg)、オーリンズ製ダンパー/Eibach製アジャスタブル・スプリング・アセンブリ(-10kg)、軽量リア・ブレーキ・ディスク(-2kg)によって実現した。また、目に見えない細部にまでこだわり、不要な重量をさらに削減。薄いアルミ製アンダートレイ(-1.5kg)、軽量アルミ製ブラケット(-1.3kg)、軽量ポリカーボネート製バックライトガラス(-0.5kg)、フルードフィラーの形状変更(-2.5kg)などの積み重ねにより、総重量を抑えた。

こうして計35kgを削減。ワイドなホイールとタイヤ(+5kg)、リアウィングの形状変更(+4kg)による増量分を差し引いてもなお26kgの減量となっている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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