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自動車ニュース 2009/7/23 11:13

日産、生理学に基づく空調システムを開発

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日産は、室内の温度、風の強さ、湿度、においを総合的に管理し、室内環境を快適に保つ自動車用空調システム「フォレストエアコン」を開発したと発表した。

「フォレストエアコン」は、心身を爽快にする効果を持つと言われる森林の空気を構成する風、温度、湿度、においの要素に着目し開発された。これまでのエアコンのように車内の空気をクリーンに保つ機能に加え、風や香りが乗員に対して生理状態や感覚に与える影響を研究した機能を追加し、統合制御することで、室内環境を快適に保つシステムである。このシステムは、今秋発売予定の新型「フーガ」に搭載される。

【フォレストエアコンの特長】

■ゆらぎ風 アッパーベント(上部送風口)と、フロントベント(前面送風口)の吹き出し風量をランダムに制御することで、全体の風量を変えることなく、乗員が快適に感じられる「ゆらぎ」の自然なそよ風をカーエアコンに再現した。日射量と外気温によって吹き出し風量のパターンを最適に制御し、快適性を維持するシステムである。

■アロマ 森の空気の成分がヒトに与える心地よさをヒントに、香りの脳活動へのはたらきを研究し、その結果を応用した機能である。みどりの香り(青葉アルコール)香木の香り(ボルネオール)を送風にのせ、交互に、間欠的に提供することで乗員の香りに対する嗅覚の慣れを防止するとともに、リラックス効果を高めている。

これら「ゆらぎ風」と「アロマ」のシステムは諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授との共同研究の結果を応用した。篠原教授は、「リラックス状態とは『周囲の環境あるいは自分の行動によって気持ちが落ち着き、一方で頭が冴え渡った結果、良い仕事や作品が生まれるという状態』であるといわれている。この『ゆらぎ風』と『アロマ』により、ヒトの脳血流に変化が認められ、『書をしたためる』『お茶を点てる』といった時の状態とほぼ同様の、適度に緊張がほぐれてリラックスした状態にする効果が期待できる」と語っている。

■湿度制御機能 新開発の湿度センサーによってガラスの曇りを正確に検知し、エアコンの除湿運転を適切に制限して、極度な乾燥を防止するものである。検知精度を向上するため、外気温と車速の情報を追加した独自の制御システム構成となっている。空調による湿度制御機能を採用するのは、日産ではじめてとなる。

■におい・排出ガス検知式内外気自動切換え機構 不快なにおいが車内に入るのを防ぐために、これまでの排出ガス検知に加え、車外の家畜の臭いや車室内のタバコのにおいなどを検知することで、外気導入と換気を統合制御するシステムである。車室内に不快なにおいが残らないように積極的な換気をすることで室内の酸素濃度も快適なレベルに維持できるシステムである。これまでのセンサーと異なり、センサー素子を小型化し、複数搭載することにより、様々な種類の臭いに対応できるように進化させた。

■濃度を高めた「プラズマクラスターイオン(除菌機能付き)」 これまでのプラズマクラスターイオンよりも車室内のイオン濃度を10倍高めたことによって、内装に染み付いた臭いを低減する効果が新たに確認された。このイオンをエアコンの吹き出し風で供給し、強化された除菌性能と共に、車室内の空気の質を向上するシステムである。このイオン濃度を高めたプラズマクラスターイオンは7月に発売したスカイライン クロスオーバーより採用開始した。

■高性能フィルター(花粉・におい・アレルゲン対応タイプ) 天然ブドウ種子ポリフェノールの抗アレルゲン効果によって、花粉症の原因となるアレルゲンの除去効果を大幅に高めた高性能フィルターを採用した。このフィルターは既存の「インテリジェントエアコン」にも採用されている。

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