富士スピードウェイ、F1日本グランプリ開催中止
トヨタの子会社である富士スピードウェイは、2010年以降、隔年で予定していた富士スピードウェイでのF1日本グランプリの開催中止を発表した。
2010年の開催を目指し、交通アクセス手段の見直しやお祭り感の向上など、大会企画と運営方法について様々な改善策の検討を積み重ねてきた富士スピードウェイ。しかし、昨年10月以降の世界的な経済不況に伴う著しい経営環境の悪化と早急な経済回復の目途が立ちにくい事情などから、企業存続の観点からもF1日本グランプリの開催継続は極めて困難との結論に至り、本日、開催中止を発表した。
富士スピードウェイは、今後もフォーミュラ・ニッポンやスーパーGTに代表される国内レースを推し進めるとともに、新たなレースやイベントを企画・開催し、モータースポーツのさらなる発展のために一層努力していくとしている。
■代表取締役社長 加藤裕明のコメント
2010年以降の富士スピードウェイでのF1日本グランプリ開催を断念いたしました。2006年3月にF1日本グランプリの開催を発表してから僅か3年でこのような決断を余儀なくされましたことは、まさに断腸の思いです。昨年、一昨年の大会にご来場いただきましたお客様、今後の富士スピードウェイでの大会を楽しみにしていただいていたお客様、そして多大なご理解とご支援を賜りました地元ほか関係者の皆様には、ご期待に添えない結果となりましたことを深くお詫びいたしますとともに、これまでのご厚情に対し心よりお礼申し上げます。今後も、モータースポーツの発展のためにより一層努力してまいる所存ですので、どうかご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
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