アウディ、安全性に関して最高評価を獲得

アウディは、最新のアウディモデルが、定評ある4つの試験において最高の評価を獲得したと発表した。

アウディA4およびQ5は、以前よりさらに厳格になったヨーロッパの新車評価プログラム(ユーロNCAP)の衝突試験において5つ星を得ている。米国運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)もまた、両モデルの卓越した衝突性能を確認し、すべての評価カテゴリーにおいて5つ星を与えた。さらに、米保険業界の非営利団体IIHS(Insurance Institute for Highway Safety)は、アウディQ5を「Top Safety Pick」、すなわち安全面においてベストな車に選定した。

アウディA3、A4、A6およびアウディQ7の伝統を受け継ぎ、今回はアウディQ5が米国で信頼あるIIHSによる最高の評価を受けた。大変重要視される「Top Safety Pick」評価を5回獲得した会社は、世界でアウディが初めてとなる。IIHSは、米国保険業界のために自動車の安全基準を定める非営利団体。審査対象車両には正面衝突試験、側面衝突試験を1回ずつ実施し、後突頸部障害保護もシミュレーションをする。「Top Safety Pick」とされるのは、3項目すべてにおいて最高の評価が下されることが前提で、対象はエレクトロニックスタビリティコントロール(ESP)が標準搭載されている車に限定される。

IIHSが行う側面衝突試験はとくに厳しい。試験車両には、米国の典型的なSUVを模した可動式バリアが、50km/hの速度で側面から衝突する。その後、車体の変形および乗員にかかる衝撃と動きが分析される。その結果、アウディQ5は傑出した衝突性能で、他車を引き離した。高強度および超高強度鋼を使用したコンポーネントを採用することで、きわめて安定したボディとなっている。8つのエアバッグとともに、状況に応じて作動内容を変化させる拘束システムのネットワーク化されたコントロールにより、負傷のリスクはさらに引き下げられている。

後突頸部障害保護試験において、IIHSは頸部と脊椎への衝撃を調査。アウディQ5は、統合型ヘッドレストシステムとシートジオメトリの最適なデザインにより、むち打ち症のリスクが低くなっている。IIHSは高速後突頸部障害保護試験を行わないが、アウディQ5のリヤサイドレール、リヤホイール、ボディシルといった各パーツは衝撃のエネルギーを低下させるようデザインされている。燃料タンクはリヤアクスルサポートの前にある保護ゾーンに設置され、衝突が検出されると燃料ポンプはただちに停止する。

アウディA4およびQ5は、内容が充実してさらに厳格になったユーロNCAPの衝突試験においても最高の5つ星を獲得した。ユーロNCAPとは、ヨーロッパ各国の交通関連当局、自動車団体、保険会社、消費者保護団体によって構成されるコンソーシアムで、新車の衝突安全性能に関する包括的なテストを実施。ユーロNCAPの厳格なテスト要件は、ヨーロッパ各国の立法府によって規定されたガイドラインを大幅に上回るものである。2009年2月に、ユーロNCAPはさらに厳しい基準を追加。自動車の全体評価には、アクティブセーフティの高いレベルに加え、成人乗員の保護性能のみならず、小児保護性能、歩行者保護性能も対象範囲となった。

アウディA4およびQ5は、新しいユーロNCAPのあらゆる評価項目において高いスコアを獲得。成人乗員の正面衝突試験、側面衝突試験、そしてシミュレーションによる後突頸部障害保護試験において、100点満点でそれぞれ93点と92点を獲得。また小児の安全面評価でも84点を獲得し、A4ミッドサイズセダンおよびQ5 SUVの基盤となる、包括的な「モジュラー縦型プラットフォーム」の安全コンセプトが成功したことを実証している。

アウディにとっては、道路交通のパートナーである歩行者やサイクリストの保護も重要事項である。アウディA4に採用される特別なフロントデザインは、トランスバースバンパービーム前に設置した発泡材クッション、余裕を持った衝撃吸収ゾーン、あらかじめ変形ゾーンが設定されたパネル、負荷を受けて変形するよう設計されたフロントフェンダーの専用アタッチメントなどにより、衝撃を軽減するように考えられている。アウディA4はこれにより、日本およびヨーロッパにおいて採用された歩行者保護関連の法律基準をすべて満たす最初の車の1つとなった。

アウディは、事故を未然に防止する包括的アクティブセーフティのパッケージを用意している。アウディA4およびQ5は、標準装備される効果的なESPとシートベルトリマインダーにより、ユーロNCAPでも高い評価を得ている。またお客様も、数多くのインテリジェントなドライバーアシスタンスシステムからオプションを選択することができる。レーダーがサポートを行うアダプティブクルーズコントロール、またそれに含まれるアウディブレーキングガードもその一例となる。アウディブレーキングガードは、衝突が迫っていると判断されると、ドライバーに対し段階的に警告を発するシステム。さらに、走行レーン逸脱警告システムであるアウディレーンアシスト、走行レーン変更アシスタントであるアウディサイドアシストなども用意されている。アダプティブコーナリングライトにより路面照明の質が改善したことも、安全性の向上に大きく貢献している。

アウディA4およびアウディQ5の高い安全基準は、米国運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)の実施する試験でも確認。どちらのモデルも、時速56km/h走行時の正面衝突試験、時速62.5km/hでバリアが衝突する側面衝突試験における4つのカテゴリーにおいて、最高の5つ星評価を受けた。A4はさらに耐横転性能においても5つ星を獲得。重心の高いSUVであるQ5は、4つ星評価となった。この結果は、米国の安全エキスパートの意見も、欧州と変わらないということを示している。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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