エンジン・オブ・ザ・イヤー2009、BMWグループのエンジンがトリプル受賞
BMWグループのエンジンは、2009年インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーの選考において、3部門において大賞を受賞した。この世界的に権威あるコンテストでトップに輝いたのは、BMW M3のV8エンジンと、BMW 3シリーズ、BMW 1シリーズ、BMW X6に搭載されている直列6気筒ツインターボ・エンジン、さらにMINI Cooper Sに搭載されている4気筒ツイン・スクロール・ターボ・チャージャー・エンジンの3種類のエンジンである。
今回のトリプル受賞は、BMWグループのインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー受賞の記録を更新した。1999年のコンテスト開始以来、BMWのエンジンは過去6回以上に渡って大賞を受賞、ここ数年は4年連続で大賞を受賞している。
今回受賞した3種類のエンジンについて、秀逸なドライビング性能と最新の燃費技術が大いに評価された。それぞれ欠くことのできない特徴を両立できたのは、BMWが追求するEfficientDynamics(エフィシェント・ダイナミクス)が礎となっている所以である。このコンセプトは、BMW M社の8気筒エンジン、BMWの直列6気筒エンジン、MINIの直列4気筒エンジンに反映されている。
排気量3.0-4.0リッターのエンジン部門では、BMW M3に搭載されているV8エンジンが昨年に引き続き栄冠に輝く快挙を成し遂げた。排気量4.0リッター、309kW/420hpというパワフルなV8エンジンによって、BMWグループはスポーツ・カー市場における確かな地位を確立している。このエンジンはBMW M3クーペ、BMW M3セダン、BMW M3カブリオレに搭載されている。
また、225kW/306hp、ツイン・ターボと高精度ダイレクト・インジェクション・システム(直噴)を備えた3.0リッター直列6気筒エンジンは、2.5~3.0リッターにおけるエンジン部門の大賞を3年連続で獲得した。
排気量1.4-1.8リッター部門では、2007年度より引き続き、MINI Cooper Sのツイン・スクロール・ターボチャージャーおよびダイレクト・インジェクション・システムを採用した1.6リッター直列4気筒エンジン(最大出力128kW/175hp)がトップの座を堅持した。
「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」はトップ・クラスの自動車ジャーナリストで構成される国際的な審査委員会が授与するもので、今年度は32ヵ国、約65人の専門家チームにより、大賞の他、エンジン排気量別の8つの部門賞と3部門における特別賞が選考された。1999年に始まって以来、過去11回のコンテストが開催されているが、BMWグループはこれまでに40以上ものトロフィーを獲得している。
この記事にコメントする