マツダ、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を主力モデル全車に標準装備化へ

マツダ CX-5

マツダは、日本国内で販売する「デミオ」「アクセラ」「アテンザ」「CX-3」「CX-5」*1を対象に、先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」*2の標準装備化を2017年度中に行うことを発表した。

「i-ACTIVSENSE」は2012年に導入開始し、好評を得ている。今回の取り組みは、運転初心者から高齢者まで、さらに多くのユーザーへ、より安全・安心なクルマを届けるために行う。

今回標準化する装備は、日常で起こり得る事故の未然防止と被害軽減を目的とした『衝突被害軽減ブレーキ』*3、オートマチック車のペダル踏み間違いによる事故を低減する『AT誤発進抑制制御』、車線変更時に斜め後方に存在する車両を知らせる『BSM(ブラインド・スポット・モニタリング)』、駐車場などでの後退時に横から近づく車両を検知し接触の危険を知らせる『RCTA(リア・クロス・トラフィック・アラート)』。

◇ドライバー自身の操縦安定性が安全を作る

マツダ アテンザ

2012年以降に発売した新世代モデルにおいて、ドライバーを理解・信頼・尊重する「MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」*4という安全思想のもと、マツダはドライバー自らが正しい『認知・判断・操作』をできることが安全・安心を支えるための基本要件と考え、クルマ全体を根本から見直した商品開発を一貫して行ってきた。

その結果、自然に足をのばした位置へのペダル配置による運転しやすく疲れにくいドライビングポジション、交差点などにおいて危険を認知しやすい前方視界、様々なシーンで意のままと感じる操縦安定性などを実現した。

◇更なる安全性能として先進安全技術『i-ACTIVSENSE』を標準化

これに加えて、日常の様々な環境で全方向にわたる危険の認知を人間中心の発想でサポートする先進安全技術『i-ACTIVSENSE』を、一部グレードに留まらず、ほぼすべての新世代商品*1において標準装備することで、ユーザーの安全・安心をより確実にサポートしていく。

「MAZDA PROACTIVE SAFETY」の考え方に基づく、安全・安心なクルマづくりのステップ

◇オプション選択でより安全に

また、マツダは今回標準化する装備以外にも、夜間や長距離走行など、様々なユーザーの使用形態に合わせた装備をすでに実用化している。

夜間の運転視界を確保するために配光を自動で最適状態に制御するヘッドライト*5や、中高速走行時にも作動可能な衝突被害軽減ブレーキ*6、車線逸脱警報システム*7といった先進安全技術を、ほぼすべての新世代商品*1でグレード別選択、またはメーカーオプションで選択できる。

◆2017年度に標準装備化予定の先進安全技術一覧

衝突回避支援・被害軽減技術

◇衝突被害軽減ブレーキ

市街地などを低速~中速で走行中に、前後方向の車両などの障害物と衝突の危険性がある場合、自動ブレーキにより減速・停止し、衝突回避または被害軽減を図る。

◇AT誤発進抑制制御

徐行時や停車時、前方または後方に障害物が検知された状態で、必要以上にアクセルを踏み込んだ場合、警告音とメーター表示でドライバーに注意を促すとともに、エンジン出力を抑え急発進を抑制する。

認知支援技術

◇BSM(ブラインド・スポット・モニタリング)

隣車線上の側方および後方から接近する車両を検知すると、インジケーターが点灯しドライバーに通知。その状態でウインカーを操作するとインジケーターの点滅と警報音で警告し、車線変更の中断を促す。

◇RCTA(リア・クロス・トラフィック・アラート)

駐車場からバックで出る際などに接近してくる車両を検知してドライバーに警告し、後方の安全確認をサポートする。

マツダ デミオ

*1 ほぼすべての新世代商品は、2012年以降に日本国内で発売されたマツダ車の現行モデルのうち、デミオ、アクセラ、アテンザ、CX-3、CX-5を指す

*2 i-ACTIVSENSEは、ドライバーへの認知支援および衝突回避のサポートや被害軽減を図るマツダの先進安全技術の総称

*3 車種に応じてSCBS F(スマート・シティ・ブレーキ・サポート[前進時])、SCBS R(スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時])、歩行者検知機能が加わったアドバンストSCBS(アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート)のいずれか(複数の場合を含む)が標準装備となる

*4 MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)は、ドライバー・人間を理解・信頼・尊重することを重視した中で、ドライバーが安全に運転できる状態を最大限に確保し、事故のリスクを最小限に抑制することを目指した安全思想のこと

*5 対向車に応じて自動でロービームとハイビームを切り替えるHBC(ハイ・ビーム・コントロールシステム)と、最新のLED技術などによりきめ細やかな照射範囲のコントロールを実現したALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)という、2種類の先進ヘッドライトを用意している

*6 中高速域を中心に対応する衝突被害軽減ブレーキとして、SBS(スマート・ブレーキ・サポート)を用意しています。SBSは先行車との車間距離が短くなるにつれて、警報、軽いブレーキ、強いブレーキの順で作動し、衝突時の被害軽減や衝突の回避をサポートする

*7 フロントガラスに設置したカメラで車線を認識し、車両がその線を踏み越える可能性があると判断すると、警報音でドライバーに注意を促す機能を備えたLDWS(レーン・デパーチャー・ワーニング・システム)を用意

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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