ル・マン24時間、プジョーが優勝
伝統の自動車耐久レース、第77回ル・マン24時間は、フランス・ルマンのサルテ・サーキットでゴールし、プジョー908が382周で優勝した。
レース展開は、最終的にプジョーは3台のワークスマシンのうち2台をアウディR15の前でフィニッシュさせることに成功し、ワン・ツー・フィニッシュを達成した。2009年ル・マン24時間レースの優勝は、No.9プジョー908のマルク・ジェネ/デビッド・ブラバム/アレクサンダー・ブルツ組が飾り、2位には1周差でNo.8プジョー908のセバスチャン・ブルデ/フランク・モンタニイ/スタファン・サラザン組が入った。
レースは、合計2時間42分のセーフティカー・ランがあるなど、極めて荒れた展開となった。アウディはレース序盤に3台のワークスマシンのうち2台をアクシデントとメカニカル・トラブルによって失ってしまう。現実的に、インゴルシュタットに本拠を置く同チームはプジョー908 Hdi FAP勢に打ち勝つ状況にはなかった。
No.1を付け、昨年の優勝ドライバーであるアラン・マクニッシュ、リナルド・カペッロ、トム・クリステンセンを擁したアウディR15だったが、幾多のメカニカル・トラブルに見舞われ常に1周遅れでの走行を強いられ、プジョーからリードを奪うことができずに完敗を喫してしまった。しかし、No.1アウディR15 TDIはNo.007ローラ・アストンマーチンの僅か前方でトップから6周遅れの総合3位で表彰台を獲得している。
LMP2はNo.31ポルシェRSスパイダーのキャスパー・エルガード/エマヌエル・コラール/クリステン・ポールセン組が優勝。
LM GT1クラスはNo.63シボレー・コルベットC6.Rのジョニー・オコネル/ヤン・マグヌッセン/アントニオ・ガルシア組が優勝。 LM GT2はNo.82リジ・コンペティツィオーネ・フェラーリF430 GTのジェイミー・サロ/ピエール・ケーファー/ミカ・サロ組が優勝。
完走は32台だった。
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