フェラーリ、イタリア中部地震の被災地アブルッツォ州の復興に貢献
RMオークションに最後の「F430」を出品し、落札金を寄付
フェラーリは、5月17日にイタリア・マラネッロで開催されるRMオークションに、今年末までに生産終了となる「F430」の最後の1台を出品すると発表した。オークションの落札金は、4月6日に起きた地震で被災したイタリア中部アブルッツォ州の復興資金として寄付するとしている。
フェラーリは、最も資金を必要とする被災地に寄付金が活用されるよう、地方自治体 と連携を図っていくとしている。
今回出品するF430は、被害の最も大きかったアブルッツォ州アクイラ近辺の伝統色を偲ばせる特別ツートンカラー仕様。落札された方には、ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長の署名が入った証明書と、寛大な寄付に対しカスタマイズされた記念プレートが付属される。
オークションの落札者は、最終的な仕様を決定するためにマラネッロに招待され、フェラーリが提供する豊富なカロッツェリア・スカリエッティ・カタログの中から、多くのオプション装備を選択できる。
※F430---2004年に投入されたF430は、フェラーリのミッドシップV8エンジンを搭載したベルリネッタの最高峰モデルである。F430には、フェラーリのF1レーシング部門である「ジェスティオーネ・スポルティーバ」での研究開発の成果が随所に注ぎ込まれている。F1マシンのためにフェラーリが開発した電子制御ディファレンシャル(E-Diff)をはじめ、ステアリングに装備された走行モード選択スイッチ「マネッティーノ」など、最先端技術による傑出したパフォーマンスを誇る革新的なモデルである。
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