ジャガー・ランドローバー、車両や信号などと通信するコネクテッド技術のテストを英国で初披露
フォードやタタ・モーターズと協力
ジャガー・ランドローバーは、運転する楽しさを維持しつつ、運転技術を必要とする走行や、退屈な道を走行する場合にドライバーを支援し、さらにオンロードやオフロードなどの路面状況や天候条件など、現実社会のあらゆる運転環境に対応する完全自動および半自動運転車両技術の開発に取り組んでいる。
同社ではフォードとタタ・モーターズ欧州技術センターと協力し、車両間および車両と信号機をはじめとする道路インフラとの通信を可能にするコネクテッド技術を英国で初めてのテストを実施。HORIBA MIRA社で実施されたUK Autodrive※のデモンストレーションの一環として、最新のコネクテッド自動運転車両技術を披露した。
コネクテッド自動運転車両技術は、ジャガー・ランドローバーとしての重要プロジェクトのひとつとして、今後4年間で同分野の開発およびテストを幅広く行うために、100台を超える研究用車両を製造している。
最終的にはこの技術によって、ドライビング・エクスペリエンスが向上し、よりスマートかつ安全で、クリーンな運転が実現できることを目指す。
※UK Autodriveは、大手技術・自動車関連企業、地元当局、学術機関で形成されたコンソーシアムで、英国で3年間にわたる自動運転車両およびコネクテッド・カー技術の試験運用を共同で実施している。このコンソーシアムは、コネクテッド自動運転車両の研究、開発、地域社会への統合において、英国が世界的なハブとなることを目指し、支援。今後、安全面やサイバーセキュリティ問題、コネクテッド自動運転車両の実用化など、自動運転技術分野におけるさらなる調査も実施予定である。
ジャガー・ランドローバーのコネクテッド自動運転車両技術
Advanced Highway Assist(先進道路走行アシスト)
ドライバーがステアリングやペダルの操作をせずに、車両は道路の車線に沿って走行し、自動で追い越しが可能。
Electronic Emergency Brake Light Assist(電子緊急ブレーキ・ライト・アシスト)
前を走行する車両が急に、または予想外のタイミングでブレーキをかけた際、ドライバーに警告。濃霧のなかでの運転や、前方の車両が見えない場合に特に役立つ。
Green Light Optimal Speed Advisory(青信号最適速度アドバイザリー)
車両が信号機と接続し、青信号で通過できるための最適な走行速度をドライバーに助言。これにより交通の流れやCO2排出量、さらにはドライビング・エクスペリエンスも向上する。渋滞の多いロンドン中心部やパリを走行中、すべての信号が青で通過できることをイメージしている。
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