光岡、霊柩車「ミツオカリムジンタイプV」を台湾で販売
光岡は、台湾国内における霊柩車販売代理店契約を締結しているFAHMAN MOTORSを通じて本格的な販売を開始する。
これまで光岡とFAHMAN MOTORSは、2015年3月に台湾国内における霊柩車の販売代理店契約を締結し、発売へ向け準備を進めてきた。
今回、台湾から車両に関する認証取得をした事で本格的な販売を開始する。
台湾での販売車種は「ミツオカリムジンタイプV(5名乗車)」で、「ガリュー」をベースにセンターを1200mm延長、リアオー バーハングを400mm延長した、全長6560mmの大型リムジン型霊柩車である。
台湾での法規対応させるため、日本仕様とは異なる左ハンドル仕様や細部が異なる仕様で、ボディカラーはブラックとパールホワイトを主に、10月より販売を開始する。なお、年間販売台数は10台を計画している。
台湾では1970年代まで埋葬が主流で火葬率は30%程だったが、1987年に埋葬禁止令が制定されてから一気に火葬化がすすみ、現在では火葬率が90%以上と言われている。霊柩車の目的は日本と同様で、葬儀場から火葬場までの搬送用途として使用される。
しかし、台湾国内では霊柩車への改造が認められないため、輸入された霊柩車が席巻し、各国様々な大手量産メーカーベースの霊柩車が使用されている。
光岡がウリにしているクラシカルデザインの霊柩車はまだ存在しておらず、同社では日本国内同様に台湾の方にも受け入れてもらえるものと期待している。
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