GMとSAICが燃料電池推進技術を促進

GMとSAICが燃料電池推進技術を促進

GMと上海汽車工業集団(SAIC:Shanghai Automotive Industry Corp.)は、SAICの「上海ブランド・フューエル・セル」と称した燃料電池自動車を発表した。GMの最新の第4世代燃料電池推進技術を採用した自動車である。

SAICが製造するこの自動車は、シボレーの燃料電池車「シボレー・エクイノックス・フューエル・セル」と同じく、700バールの高圧水素燃料電池システムを採用している。「上海ブランド・フューエル・セル」は10台製造される。排ガスゼロを誇るこのハイテク車は、「エクイノックス・フューエル・セル」とともに、2010年上海世界博覧会において要人らを送迎するGMおよびSAICブランド車両の一群に仲間入りする。

この車両を製造するにあたっては、SAICとGMのエンジニア達が、それぞれドイツにあるGMの施設と中国にあるSAICの施設に共同配置された。そして、オリジナル版の「エクイノックス」燃料電池推進システムに、「上海ブランド・フューエル・セル」燃料電池車にフィットする変更と改良が加えられた。

GMとSAICは、2010年上海世界博覧会において、排他的でグローバルな自動車ブランドパートナーを組んでいる。当博覧会のテーマ「Better City, Better Life」に沿って、GMとSAICは自社パビリオンにて明日の乗り物を宣伝すると同時に、持続可能な交通手段のソリューションを紹介する。

中国で8つの合弁事業を運営しているGMとSAICは、先日、先進的な車両技術を促進すべく2つの合意書に署名した。上海GM合弁会社では、昨年、同社で掲げる「Drive to Green」戦略の一環として、「ビュイック・ラクロス・エコハイブリッド」車の販売を開始した。中国は、2011年、「シボレー・ボルト」長距離電気自動車が投入される最初の市場のひとつになる予定である。

GMは既に、燃料電池車の一群としては「エクイノックス・フューエル・セル」燃料電池車を世界各地で走らせている。これらの車両は、「プロジェクト・ドライブウェイ(Project Driveway)」と呼ばれるプロジェクトの一環として、企業や政府機関、著名人やメディアなど幅広い顧客層に利用されている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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