京大発のベンチャーが量産化予定の次世代EVスーパーカー「GLM G4」をパリで発表

ティザーサイトイメージ

京都大学発のベンチャーで、スポーツカータイプの電気自動車(スポーツEV)の量産に日本で初めて成功したGLMは、次世代EVスーパーカーのコンセプト車両「GLM G4」を、『パリモーターショー2016(10月1日~16日)』で発表する。

9月13日、そのコンセプト車「GLM G4」のティザーサイト(http://glm-g4.com)を開設した。モーターショー開幕に向けて、今後段階的に車両イメージを公開していく。

トミーカイラZZトミーカイラZZ

「GLM G4」は、同社初の量産車「トミーカイラZZ」に次ぐ、次世代コンセプト車両である。同コンセプト車両は、既存カテゴリーとは一線を画すものであり、自動車業界における新たなポジションの確立へと同社を導くもの。

これまで築き上げたEVテクノロジーを最大限に活用し、技術、デザインの観点からも画期的な車両開発を目指し、世界最先端のEVスーパーカーを実現する。

同車両コンセプト開発において、オランダの自動車デザインハウス「サヴェージ・リヴァーレ」社と業務提携を行い、また同社の株式を取得。GLMが社外の株式を取得するのは初めてとなる。

>>日本初の量産スポーツEV「トミーカイラZZ」を写真で見る

GLMが目指す次世代車両の方向性

次世代コンセプト車両の開発においては、ドライブトレイン、エレクトロニクス、ソフトウエアシステム、パッケージング等を対象に、既存車両にはいまだ採用されていない最先端技術の実現を目指す。この実現については、大手自動車事業会社との提携も進めており、今後随時発表の予定。

GLM代表取締役社長の小間裕康氏は開発に向けて、「誰も目にしたことのないオリジナリティのある車両で、世界中の人々をわくわくさせるような、技術面においても革新的なEVを目指したい」とコメントした。

次世代車両の量産化急ぐ、開発拠点を新設、技術者も拡充

次世代EVスーパーカー「GLM G4」の量産化に向けて、現在の10倍程度の広さとなる研究開発拠点を京都府宇治市に開設する。同地に4階建ての自社ビルを取得し、本社も移転。2017年3月上旬の稼働を予定しており、それまでに組織体制も強化する。自動車設計エンジニアら30人の経験者を新たに迎え入れる計画である。

同社が今回のようなモーターショーに出展するのは国内外で初めてで、社内の意識と社外(世界)の注目度を上げ、開発に弾みをつける狙い。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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