autoc-one.jp 記事・レポート 自動車ニュース 【ル・マン24 プレビュー】前回王者ポルシェ、総合優勝17回の最多記録を伸ばせるか!?

自動車ニュース 2016/6/15 10:47

【ル・マン24 プレビュー】前回王者ポルシェ、総合優勝17回の最多記録を伸ばせるか!?

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ル・マン24 TEST DAY(2016)ポルシェ919 Hybrid
ル・マン24 TEST DAY(2016)ル・マン24 TEST DAY(2016)ポルシェ

ポルシェは、6月18日に決勝レースが行われる「第84回 ル・マン24時間レース」に、最多勝記録保持者、タイトルディフェンダー、そしてマニュファクチュアラー部門およびドライバー部門のポイントリーダーとして、「919ハイブリッド」で挑戦する。

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ル・マンはFIA世界耐久選手権(WEC)の第3戦でもある。シーズンのハイライトとなるこのレースには、ロマン・デュマ選手/ニール・ジャニ選手/マルク・リーブ選手組がドライバー部門のリーダーとして参戦。

もう1台の919ハイブリッドをドライブする、昨年のシリーズチャンピオンであるティモ・ベルンハルト選手/ブレンドン・ハートレー選手/マーク・ウェバー選手組は、最初の2戦では不運(シルバーストーンでのアクシデント、スパ・フランコルシャンでのパンク)に見舞われたが、ここでの巻き返しを狙っている。

サルテ・サーキットで開催されるこの伝統あるレースでは、6時間で争われる他のWECシリーズ8戦の2倍にあたる選手権ポイントが与えられる。

ル・マン24 ※写真はポルシェが優勝した「2015年」
ル・マン24 ※写真はポルシェが優勝した「2015年」

ポルシェにとって、トップレベルのモータースポーツに復帰して以来、ル・マンへのエントリーは3回目。わずか2回目の参戦である2015年に、ポルシェは1-2フィニッシュを飾った。

革新的なライトサイジング2リッターV4ターボガソリンエンジンとエネルギー回生システム(ブレーキおよび排気エネルギー)を搭載した919ハイブリッドには、数多くのテクノロジーが投入されている。パワーユニットは662kW(900PS)のシステム出力を発揮し、空気抵抗を抑制した空力セッティングでル・マンに挑む。長いストレートでは、このマシーンは頻繁に320km/hを超える最高速度を記録している。

6名のワークスドライバーのル・マンのレース参戦経験は合計49回にも上る。昨年2位でフィニッシュしたベルンハルト選手/ハートレー選手/ウェバー選手組は、今年はカーナンバー1をつけた革新的なプロトタイプをドライブ。2015年に5位でフィニッシュしたデュマ選手/ジャニ選手/リーブ選手組は、カーナンバー2のポルシェ919ハイブリッドで参戦する。昨年、優勝を飾ったのは、アール・バンバー選手/ニコ・ヒュルケンベルグ選手/ニック・タンディ選手組だった。

関連記事:ポルシェ ジャパン、2016年ル・マン24時間のパブリックビューイングを実施

【レース前の各コメント】

ル・マン24 ※写真はポルシェが優勝した「2015年」

ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー1)のドライバーのコメント

▼ティモ・ベルンハルト選手:(参戦数9戦:2010年総合優勝、2015年総合2位、2002年GTクラス優勝)

「私はこのレースを前に非常に興奮しています。ル・マンは、世界最大のレースのひとつで、すばらしい歴史があります。郊外の公道と常設サーキットを組み合わせたこのサーキットは本当に特別です。ル・マンでは常に冷静さを保つ必要があります。また、十分なエネルギーを貯えてレースに臨まねばならず、肉体的にも精神的にも完璧に整えておく必要があります。長時間コックピットで過ごした後でも、250km/hでポルシェ・カーブを抜けるときに適切な判断を下すことができることが求められます。ポルシェ919ハイブリッドは最高の状態に仕上がっており、ドライバーには強力なチームのサポートがあります。」

▼ブレンドン・ハートレー選手:(参戦数4戦:2015年総合2位)

「2012年に私が初めてル・マンを走ったとき、すぐにこのレースが好きになりました。最初の夜間のレース体験は、絶対に忘れることはありません。あの視野がせばまる感じとワープしているかのような速度感、アンジュレーションなどこのサーキット独特の個性と恐るべき直線スピードも大好きです。私の考えでは、ポルシェ・カーブは世界中のサーキットで最高の高速セクションのひとつです。この耐久レースには情熱が溢れています。その特別な雰囲気は、レース1週間前の公式車検から始まります。ル・マンの通りで行われる金曜日のパレードでは、自分が本当に歴史の一部であると感じます。そして、その歴史ではポルシェが重要な役割を担っています。ル・マンにポルシェで参戦する、という夢が現実のものとなったのです。」

▼マーク・ウェバー選手:(参戦数4戦:2015年総合2位)

 「このレースは、私達、つまりティモ、ブレンドン、私、そしてポルシェにとって特別な何かを達成するすばらしいチャンスです。私達は2014年にはリタイヤするまで良い位置につけていましたし、2015年には2位に入賞しました。今年はあとひとつ順位を上げ、一緒に優勝したいと願っています。それにはまず、24時間を乗り切らなければなりません。私達は、このル・マン24時間がオペレーション、トラフィック、周回遅れの車両および天候の点で、簡単なレースでないという事実を受け止めています。これらに大きな不安はありますが、準備はできています。私達は自信過剰になっているわけではありませんが、レースに向けてこれ以上できないほどの準備を済ませました。優勝を目指す他のチームと同じだけのチャンスがあると思います。レースの前週には、しっかりと日課をこなし、寝られるときに寝て、自分の充電レベルに注意することが非常に重要です。」

ル・マン24 ※写真はポルシェが優勝した「2015年」

ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー2)のドライバーのコメント

▼ロマン・デュマ選手:(参戦数15戦:2010年総合優勝、2007年総合3位、2015年総合5位、2013年GTEクラス優勝)

「私にとってル・マンは1年のうちで最も重要なレースで、特にフランス人にとっては年間を通じて最大のスポーツイベントです。サーキットだけでも25万人の観客が来場し、その多くはフランス人ドライバーに注目します。このレースをポルシェで優勝するのが夢です。919でこの目標を達成するための十分な準備を整えました。すばらしいクルマ、チーム、クルーが揃っており、私は気力が充実しています。」

▼ニール・ジャニ選手:(参戦数7戦:2015年予選周回タイム新記録、決勝総合5位)

「このイベントに先立ち私達は多くのテストを行い、入念な準備を行いました。ドライバー全員が長い時間をコックピットで過ごすことができ、ポルシェ919ハイブリッドは可能な限りの準備が整っています。私個人としては、これまでの年と同じように準備しました。他のWEC戦より大幅に長い時間ドライブするため、特に持久力と首のトレーニングに重点を置きました。私にはこれまでの経験で上手く行っている手順があります。ル・マンはチームと私にとって年間最大のイベントです。年に1度の耐久レースの王冠がかかっているため、誰もが非常に張り詰めています。2016年のレギュレーションでは、燃料が減らされているためパワーは減少していますが、コーナリングスピードは上がっています。エンジニア達はよくやってくれました。」

▼マルク・リーブ選手:(参戦数10戦:2015年総合5位、2013年GTE/2010年GT2/2005年GTクラス優勝)

「私にとってル・マンは最大のレースです。私はシュトゥットガルトで生まれ、ツッフェンハウゼンのポルシェの隣ともいえる家で育ちました。私は5歳のとき、ル・マンとその後世界選手権を戦ったグループCカーが大好きでした。私は、これらのレーシングカーをF1よりずっと魅力的だと思ってきました。1回でいいからル・マンの最高クラスで総合優勝を目指して走りたいというのが私の夢でした。実際、私は今回で3回目の参戦を果たすことができ、これは私にとって非常に大きな意味をもちます。私がどれだけレースを楽しみにしているか、言葉で言い表すことはできません。プレテストは順調で、あらゆる点でこれまで以上の準備が整っています。それは車両の操縦性にも言えることで、おそらくこれこそが24時間レースでは最も重要な要因です。」

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