autoc-one.jp 記事・レポート 自動車ニュース 日産、横浜市と低炭素社会の自動車交通実現に向けた共同計画を締結

自動車ニュース 2009/3/4 19:22

日産、横浜市と低炭素社会の自動車交通実現に向けた共同計画を締結

日産と横浜市は、横浜市が進める「環境モデル都市」実現に向けた5ヵ年の共同計画である、「ヨコハマ モビリティ "プロジェクトZERO"」の内容について合意し、確認書を交わした。横浜市と日産は2008年11月5日に両者が調印した「横浜市にふさわしい次世代交通システム検討を開始」の覚書に基づき、具体的な取り組み内容の検討を進めてきたが、このほどその実行計画について合意に至ったものである。

両者は本合意に基づき、今後以下の4分野に亘る項目について実施または検討していく。2009年度に両者で取り組む内容は以下の通り。

【環境に配慮したエコ運転の普及について】

横浜市民を対象とする、簡易エコ診断イベント、エコランキング(E-1グランプリ)の実施。
エコ運転支援システム(EMS)で削減しきれないCO2量をカーボンオフセットする方策についての検討。

【渋滞改善に資する経路案内システムの実証実験について】

動的経路誘導システム(DRGS)普及による渋滞改善効果、CO2排出削減効果の検証。
横浜市民を対象とした経路案内サービス「クルマの時刻表(仮称)」の開発。

【環境にやさしい電気自動車(EV)の普及について】

・充電設備設置について
 公共駐車場における充電設備の設置。
 民間事業者が行う充電設備設置に対する補助(100基)。
 日産新本社での設置及び日産販売会社における充電設備設置検討。

・横浜市のEV普及に係る補助
 EV購入補助(H20年度実績一台あたり最大30万円)
 公共駐車場利用料金減免措置の検討
 公用車のEV導入

・EV普及に向けての現行制度上の課題についての検討

・EV普及に向けた啓発活動の開始

検討項目に係る効果評価及び情報発信に関すること】

・横浜市中心部における交通行動の変化とCO2排出削減効果に関する施策実施効果の算出。
・エコモビリティポータルサイトの開設・運営。
・「開国博Y150」やエコカーワールドにおけるEMS体験イベントの実施。
・東京大学との連携による、総合的な都市モビリティのデザイン。
 交通工学研究会内に研究グループを開設。
 マルチモーダルシェアリングなどの社会実験の計画。
 市民の「ヨコハマ モビリティ "プロジェクト ZERO"」への参加を促す交通エコポイントの試行実験。

日産は、ITS分野の技術をいち早く確立してきており、ITSを活用して交通事故低減や渋滞緩和を目指す「SKYプロジェクト」を、横浜市域において2006年より実施している。本プロジェクトでは、日常の使用過程で渋滞緩和によるエネルギー利用の効率化やCO2排出量削減の可能性をクルマの日常使用の中で検証してきており、「ヨコハマ モビリティ "プロジェクトZERO"」にもその結果が反映される。

また、日産はルノーと共に、ゼロ・エミッション車で世界のリーダーになるという目標を掲げており、世界各国の政府や自治体、企業など合わせて13件のゼロ・エミッションモビリティに関するパートナーシップを締結している。日産のEVは2010年に日本、米国で販売開始され、横浜市は、日本においてEVが供給される最初の市場のひとつとなる。

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