ボルボは、2010年に発売予定の新型ボルボS60を示唆する「ボルボS60コンセプト」を、1月11日から開催されるデトロイト・モーターショーにて発表する。
■スカンジナビアン・デザインからヒントを得たドラマチックなデザイン
S60コンセプトのフロント部分の台形型グリルには、大きなアイアンマークが取り付けられ、グリルには構造化された水平の翼が意匠化、これまで以上に洗練されたデザインに仕上がっている。グリルの側面に配置された新世代ボルボ車のDNAとも言うべき2つの特徴的なランプがフロント部分の垂直的なスタンスを強調し、ボンネットのV字型を際立たせており、ローワー・エアー・インテークの逆台形デザインと共に、S60コンセプトに表情豊かな「顔」を演出している。
■ヘッドライトにバイキングの帆船
S60コンセプトのヘッドライトには、二つのヘッドライトはそれぞれメインビーム用、ロービーム用となっていて、ヘッドライトの光がバイキングの帆船の彫像を作り出し、車の両側で小さな帆船が帆走しているかのように見える。暗闇で運転すると光は上向きに内蔵された高性能LEDバルブから反射され、ぴんと張った帆船の帆によって前方に映し出される。
■ダブルウェーブとセンセーショナルなドア
コンセプトカーのサイドラインは、新しくなったラテラル・ショルダーラインを伴うスリムなクーペ・ルーフラインとウィンドウ・グラフィックによって構成され、優しいダブルウェーブを創出。ヘッドライトからテールまで伸びたこのダブルウェーブが感情の高まりをもたらし、車体の表面に特徴的なキャラクターラインを描き、7スポーク20インチホイールと低扁平率タイヤのトレッドは特別設計。ブロンズ色に塗装されたブレーキ・キャリパーが温かみのあるコッパー色と調和している。
なお、新型ボルボS60の日本導入時期については未定となっている。
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