ポルシェ、パナメーラの写真を公開した。
パナメーラは4ドア グランツーリスモで、約9ヶ月後に迫った市場導入を前に、パナメーラの最終的なスタイリングを示す初の公式写真を発表した。
全幅は1,931mm、全高は1,418mmで、競合する他の4ドアモデルより幅広く、さらに車高は低く抑えられている。4,970mmの全長およびスポーティなショートオーバーハングがこの個性的で、スマートなGTのシルエットを形作っている。パナメーラのスタイリングやディテールは、911で数十年にもわたって培われ、さらにボクスター、ケイマン、カイエンに引き継がれてきたデザインフィロソフィーに基づいたものである。
クーペのボディスタイルから生まれたスポーツカーの遺伝子、伝統的なリムジンスタイルの独自の解釈、そして実用性に富む室内空間コンセプトによる特長が一体となり、この新しいポルシェに比類なき外観を与えている。例えば、パナメーラは一般的なフロントグリルのデザインに代わり、個性的なエアインテークを備えている。印象的なホイールアーチと流麗なエンジンフードがフェンダーとつながり、典型的なポルシェの「フロントマスク」を形作っている。エンジンフードが形どるV字のライン、そしてリアに向かって矢のごとく絞り込まれたリアウィンドウがスポーツカーらしさを、この新しい個性的なパナメーラに与えている。印象的で張りのあるリアのショルダー、クーペのようなダイナミックに流れるルーフライン、さらに印象的なエグゾーストパイプが純血ポルシェのサラブレッドにふさわしい遺伝子を誇示している。
優雅なルーフラインは余裕あるスペースの室内をスタイリッシュに覆っている。パナメーラは他の全てのポルシェと同様、あらゆる面でドライバーの要求にフォーカスを合わせているが、その一方で、新しい空間コンセプトとスポーティな室内デザインにより、4座いずれのシートからでも「パイロットのようなフィーリング」を堪能することができる。すべての乗員は、フロントシートとリアシートのどちらでもエルゴノミクスに基づく高い快適性を享受することができる。ラゲッジルームには乗員全員の荷物を楽に収納することができ、さらに可倒式バックレストのリアシートの採用によって、ラゲージルームを自在にアレンジすることが可能。また、スポーティなリアエンドのハッチは、実用性とエレガントなスタイリングを見事に融合している。
ポルシェは自社のブランド力をアピールするため、パナメーラ専用の高性能エンジンを新たに開発。エンジンフードの下に搭載された新型エンジンは、その排気量に応じて300PSから500PSの最高出力を発揮。一部のエンジンには、ターボチャージャーが装備されるが、ダイレクト・フューエル・インジェクションの採用により、高出力と低燃費を両立。またエンジンが生み出すパワーは、6速マニュアルトランスミッション、もしくは7速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)によって、駆動輪に伝達される。
パラメーラには、スポーティな走りを特徴とした後輪駆動モデルだけでなく、よりパワフルな走りを実現する4WDモデルも用意。また、ポルシェはこれに加えて、燃費性能に優れたハイブリッドエンジン搭載モデルの市販化も予定されており、エンジン、トランスミッション、走行性能、価格ならびに装備内容については、来春にも発表される予定となっている。
パナメーラは2009年の春にワールドプレミアを果たした後、同年の夏の終わり以降に世界中のポルシェ正規販売店にて販売が順次開始される予定となっている。
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