FIA F1世界選手権第18戦 ブラジルGPは、サンパウロのインテルラゴスで開催された。年間チャンピオンも決まる、今シーズン最後のレースとなる今回のブラジルGP。手に汗握るレースの優勝者は、フェリペ・マッサ(フェラーリ)。そして、2008年FIA F1世界チャンピオンタイトルは、フィニッシュラインを目前に5位にポジションを取り戻したルイス・ハミルトン(マクラーレン)の手に渡った。
レースはスリリングなシーズンの素晴らしい最後を飾った。スタートの予定時間直前に突如雨が降り、10分スタートが遅延。ドライバー全員がウェットタイヤでスタートを切ったが、雨は長くは続かず、その後すぐにピットインしてドライタイヤに交換。さらにレースの最後10分で再び雨が降り始めるなど、慌ただしい様相を呈した。
ティモ・グロック(トヨタ)は最後にウェットへの交換をせず、ドライタイヤで走り続けることを選択。しかし、最後まで4位を守り抜くことができず、チェッカーフラッグまであと僅かのコーナーを残しながらS.ベッテルとL.ハミルトンに抜かれることとなった。これにより、L.ハミルトンは5位となり、チャンピオンシップ優勝を掴んだ。
マッサは2位のフェルナンド・アロンソ(ルノー)を13秒引き離して優勝、3位のキミ・ライコネン(フェラーリ)はさらに3秒遅れた。4位はセバスチャン・ベッテル(トロロッソ)、そして5位はL.ハミルトン。T.グロックが6位完走、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)が7位、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が8位と、それぞれポイントを獲得した。
ドライバーズ・チャンピオンシップは、98ポイントのL.ハミルトンが97ポイントのF.マッサに勝利。75ポイントのK.ライコネンは、ロバート・クビサ(BMWザウバー)と同ポイントだが、優勝回数の多いK.ライコネンが3位を獲得した。
172ポイントのフェラーリがコンストラクターズ・チャンピオンシップに優勝。151ポイントのマクラーレンが2位。BMWザウバーは135ポイントで3位となった。
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