サーブは、10月に開催されるパリモーターショーで、「サーブ9-Xエア・コンセプト」を初公開する。
9-Xエア・コンセプトは、未来のオープンエアのフォルムを予感させる革新的なデザインを特徴とするモデルである。
エクステリアは、サーブ独自のキャノピートップに、リアスクリーンと一体化させたラップアラウンド・ウィンドウが特徴。スポーツカー特有のコンパクトなプロポーションを実現しながら4名乗車を可能とするなど、これまでのコンバーチブルの常識を打ち破った革新的なデザインとなっている。
独特なシルエットを決定付けているのが、キャノピートップをしっかりと畳み込めるというリアスクリーンも分割・収納できる構造のリアピラーである。ソフトトップを開くと風を巻き込むことなく、爽快なオープンエアドライブが楽しめ、トップを閉じれば静粛性の高い快適な室内空間が広がる。
また、このモデルは、9-Xバイオハイブリッド・コンセプトと並行して開発されており、バイオハイブリッド同様の高効率パワートレインを搭載する。9-Xエアのパワーの源である1.4リッター「サーブ・バイオパワー」エンジンは、E85バイオエタノール燃料を使用。ハイブリッド技術にターボチャージャーを組み合わせることで、環境に配慮しつつも優れた動力性能を発揮する。
フランクフルトモーターショーでサーブがコンバーチブルを初公開して今年でちょうど25年、その節目の年に発表される9-Xエアは、まさにコンバーチブルのデザインで世界をリードし続けるサーブの役割を裏付けるコンセプトカーである。
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