FIA F1世界選手権第10戦ドイツGPは、ルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)が優勝した。
ハミルトンは、2位のINGルノーのネルソン・ピケに5.5秒差をつけてフィニッシュした。ピケはハード・ミディアムの1ストップ戦略で初のF1表彰台を達成。今回のレースでは彼が唯一の1ストップ戦略のドライバーだった。
フェリペ・マッサ(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)はハード・ミディアム・ハードのタイヤ戦略で3位に入り、今回のレースではさまざまなタイヤ戦略が可能だったことが分かる。ニック・ハイドフェルド(BMWザウバーF1チーム)が4位、5位はヘイッキ・コヴァライネン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)。6位はキミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)、7位はロバート・クビサ(BMWザウバーF1チーム)、そしてセバスチャン・ベッテル(スクーデリア・トロロッソ)が8位でポイントを獲得した。
レースは、悠々と誰よりも速いペースでリードを築いていたハミルトンにとって楽勝に思われた。しかし、高速走行時のティモ・グロック(パナソニック・トヨタ・レーシング)のコースアウトでセイフティカーが導入、コースは団子状態となりハミルトンのアドバンテージも帳消しになってしまった。最終ピットストップの後、ハミルトンはミディアムコンパウンドのポテンザタイヤを有利に使い、猛烈な勢いでライバルを追い抜いた。2位で完走したピケは、セイフティカーを最大限に利用して1ストップ戦略に活かした。
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