全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 第4戦が岡山国際サーキットで行なわれ、ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)が優勝した。新記録となる4連続達成に王手をかけていた松田次生(LAWSON IMPUL)は、悔しいリタイアとなった。
2回目の開催となる岡山国際サーキットでのフォーミュラ・ニッポンは、ドライバーが次々脱落する波乱の連続となった。
決勝のフォーメーションラップがスタートしたのは、午後2時半。天候は曇り。いい動き出しを見せたのは、ポールポジションの松田。少し動き出しが遅かったものの、予選2番手の小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)もポジションを守る。1周を終えたところでいきなり波乱が発生。スタート前のウォームアップ走行でピットロード速度違反をしたとして、小暮にドライビングスルーペナルティが出された。さらに、その翌周には、トップ快走の松田が右リアタイヤのホイールナットが緩んでしまったため予定外のピットイン。燃料が重くなったこともあり、なかなかペースを上げられなくなる。
不運に見舞われた松田と小暮に代わり、ロッテラーがトップ。全車がピットインを終えた後に、順位を逆転する作戦にでたデュバル。途中、誤ってピットロードリミッターを押してしまい、失速して後続のロッテラーが真後ろまで迫るなどしたが、最後の15周は「無理なプッシュはしなかった」という完璧なレースを展開。2006年の第7戦スポーツランドSUGO以来、約1年半ぶりの優勝を果たした。
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