日産は9日、今秋発売予定のクリーンディーゼルエンジンを搭載したエクストレイルのプロトタイプ車両を、北海道で開催される洞爺湖サミットの環境ショーケース、環境総合展に提供すると発表した。
エクストレイルのクリーンディーゼルエンジン車は、環境総合展2008(6月19日-21日)、および、北海道洞爺湖サミット(7月7日-9日)の国際メディアセンターに設けられる環境ショーケースに、それぞれ試乗車として提供される。
エクストレイルのクリーンディーゼルエンジン車は、2009年10月から施行される、新しい排出ガス規制「ポスト新長期規制」にいち早く対応する予定であり、発売は今年9月を予定している。このプロトタイプ車を、環境総合展2008に試乗車として提供することで、一般の来場者に新開発の「クリーンディーゼル」を体感していただくことができる。
昨年欧州で販売を開始したエクストレイルに搭載されているクリーンディーゼルエンジンは、以下の技術を採用している。
・ピエゾ式インジェクター
・噴射圧力1600気圧のコモンレールシステム
・可変ノズルターボ
・ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)
上記に加え、日本の厳しい排出ガス規制「ポスト新長期規制」に対応するため、以下の新技術を採用している。
・リーンNOxトラップ触媒
運転状態に合わせて、上記DPFと触媒を高精度でコントロールする制御技術
ディーゼルエンジンは本来、高トルクによる力強い加速や低燃費によるCO2排出削減といったメリットがあり、上記技術革新により、このメリットと厳しい排出ガス基準を満たす環境性能の両立が実現した。
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