2008/3/5 12:13
トヨタ、超高効率パッケージカー「iQ」を出展 【ジュネーブモーターショー】
トヨタは、超高効率パッケージカー「iQ」を、スイス ジュネーブで開催される第78回ジュネーブモーターショー(3月4日から16日まで)に出展した。
「iQ」は、クルマづくりの既成概念を覆す超高効率パッケージによって、CO2排出量の削減を念頭に優れた燃費性能を追求するとともに、全長3m未満ながら大人3人が快適に座ることができ、さらに子供1人の乗車や荷物を置くことができる、ゆとりをもった室内空間を確保。
また、全長2,985mm × 全幅1,680mm × 全高1,500mmのコンパクトなボディに、2,000mmのホイールベースを組み合わせ、タイヤを可能な限り四隅に配置するなど、トヨタのデザインフィロソフィ「VIBRANT CLARITY」に基づいた存在感のある独創的なスタイルを実現している。
超高効率パッケージを実現させた革新技術は以下のとおり。
・ 新開発のトランスミッションにより、フロントタイヤをより前方へ配置することが可能となり、フロントオーバーハングを短縮
・ ステアリング構造を変更すると同時に、ステアリングギアを上方配置することでエンジンルーム内の部品の最適配置が可能となり、エンジンルームのコンパクト化を実現
・ 燃料タンクをフラット化し床下へ移動することにより、リヤオーバーハングを短縮
・ 運転席・助手席のシートを薄型化することで、後部座席の足元スペースを拡大
・ エアコンを小型化し、インストルメントパネル中央部に配置することで、助手席側の足元スペースを十分に確保
・ さらに、助手席側のインストルメントパネルをえぐった形状とすることで、助手席をより前方へ配置することが可能となり、助手席側後部座席に十分なスペースを確保
なお、「iQ」は日本での生産開始を2008年内に予定している。