2008/2/21 20:56
ホンダ、2008年HONDAモータースポーツ活動報告会
ホンダは、2008年のモーター・スポーツ参戦体制と、世界トップレベルのレースで表彰台を競う人材の育成の活動方針を発表した。
まずモータースポーツ参戦体制での2輪レース活動では、ロードレース世界選手権最高峰のMotoGPクラスにおけるライダー、コンストラクター、チームタイトルの三冠奪還、さらにロードレースの他のカテゴリ−や、モトクロス、トライアルレースにおいても、各シリーズのチャンピオン獲得を目指すと述べた。
4輪レース活動においては、F1世界選手権において、チーム体制を新たした「Honda Racing F1 Team」がチャンピョンシップに挑む。会場には、ジェンソン・バトン選手とルーベンス・バリチェロ選手、新たにチープ・プリンシパルに就任したロス・ブロウン氏が駆けつけ、意気込みを語った。
2003年より参戦し、2006年より唯一のエンジンサプライヤーとなったIRLインディーカー・シリーズでは、今年も100%エタノール燃料のHonda V8エンジン「H18R」を全チームに供給。また、フォーミュラドリームの2003年チャピオンであり、昨年インディ プロシリーズに参戦しシリーズ2位を獲得した武藤英紀選手が、IRLインディカー・シリーズにアンドレッティ・グリーン・レーシングより参戦する。
昨年から参戦したアメリカン・ルマン・シリーズには、引き続きACURA LM V8エンジンで参戦する。
SUPER GTでは、Honda NSX-GTプロジェクトのもと、5チーム5台体制で、2年連続のチームとドライバーズのダブルタイトル獲得を目指す。
人材育成に関しては、世界トップレベルのレースで表彰台を競える人材を育てるべく、長期的な視野で継続した活動を推進していく。
2輪部門では、鈴鹿レーシングスクールや日本人ライダー育成奨学制度である「Honda Rachingスカラーシップ」を巣立った清成龍一選手、高橋裕紀選手、青山周平選手らが、それぞれ世界選手権クラスのレースに参戦する。
4輪部門では、鈴駆レーシングスクール(SRS-K、SRS-F)、フォーミュラ・チャレンジ(FCJ)全日本F3選手権、フォーミュラ・ニッポンを通して展開されるドライバー育成プログラム「Honda フォーミュラ ドリーム プロジェクト」により、世界で活躍できる若手選手の輩出に積極的に取り組んでいく。