autoc-one.jp 記事・レポート 自動車ニュース ホンダ、2007年央社長会見

自動車ニュース 2007/7/18 21:58

ホンダ、2007年央社長会見

 ホンダは、福井威夫取締役社長による、2007年央社長会見を行った。現在、ホンダは「グローバル規模で成長、進化していくための基盤固め」と「お客様の喜びに向けた先進創造」をテーマに取り組みを進めている中期計画中。各事業領域での「源流強化」をさらに加速させ、1.海外の成長基盤の強化、2.日本の源流強化、3.環境への取り組み強化、という3本柱を進めるとしている。


■ 海外の成長基盤の強化

北米事業:日本の自動車メーカーとして初めてアメリカで乗用車の現地生産を開始して以来、今年で25年。現在、アメリカで販売されている四輪車の約8割が北米製。今後も、お客様の対応に、迅速かつ柔軟に応えられる体制を整えていく。】

・ 2007月6月の販売では、シビックが米国のコンパクトクラスで1位を獲得。また、CR-Vやフィットなどを中心に販売は堅調に推移。
・ 生産体制の強化として、2008年秋にインディアナ新四輪車工場、カナダ新エンジン工場が稼動予定。また、メキシコ工場では、2007年秋にCR-Vを生産開始し、生産能力を3万台から5万台へと拡大。これらにより、北米での四輪車生産能力は、2008年秋には162万台となる。
・ 研究開発では、アキュラデザインスタジオが、2007年5月、カルフォルニア州にオープン。

欧州事業:シビックやCR-Vを中心に好調に推移し、上半期(2007年1-6月)の販売の伸び率が、主要メーカーの中でトップ】

・ 2007年2月より、イギリス工場は年産25万台のフル生産体制へ。
・ ディーゼル需要に応えるべく、現地でのディーゼルエンジン組立に加え、2006年11月より、シリンダーヘッドやブロックの加工を開始。欧州への生産移管を段階的に進めている。
・ トルコ工場では、2008年初めに、現在の3万台から5万台へと能力を拡大。シビックの好調も受け、欧州での四輪車生産能力は30万台となる。

アジア事業:成長エリアの事業拡大、基盤強化】

・ インドでは、2007年末までに、既存工場の生産能力を10万台へと拡大。2009年末には、生産能力6万台規模の第2工場を稼動開始させ、2010年には生産能力を15万台を超える規模とする。
・ タイでは部品工場の稼動や板金部品生産会社の稼動が予定されているが、販売強化と輸出拡大を視野に入れて、四輪車の第2工場の建設に着手。2008年後半の稼動予定で、生産能力はフル生産時には12万台。これにより、現在の12万台生産能力は倍増する。
・ 南米では、シビックやフィットが好調なブラジルは、四輪工場の生産能力を10万台へ増強。アルゼンチンは、2009年後半の稼動予定の四輪車工場を新たに建設。南米諸国への輸出も行い、ブラジル四輪工場とともに南米地域での生産を担う。
・ 東風ホンダの新型CR-VやAcuraMDXが好調な中国。欧州向け輸出専用工場の本田汽車が年間5万台のフル生産体制になり、さらに広州ホンダの第2工場が稼動し、中国の生産能力は、53万台となった。
・ 合弁会社の広州ホンダが、四輪車の研究所「広州本田汽車研究開発有限公司」を設立。本格的な高速テストコースを備えた研究開発施設を建設予定。2010年の発売を目指した広州ホンダ自主ブランド商品の開発を行う。また、広州ホンダが、エンジン生産を行うための政府認可を取得した。


■ 日本の源流強化

【海外の発展を支え、世界をリードするものづくり体制の構築】
・ 研究開発体制強化:ホンダ/アキュラと分けた開発体制の刷新に加えて、新しい研究所を建設予定。
・ 生産体制強化:生産体制の強化とともに、新工場の稼動が予定されている。
・ 軽事業強化:子会社が工場建設用地を取得。目的は、エンジンや部品などを含めた、軽自動車に最適な生産体質を構築し、競争力のアップ。これにより、エンジンと完成車の一貫した生産体制となり、生産効率や物流効率を高めていく。

【お客様視点に立った販売体制の構築】
・ フィットのフルモデルチェンジと、ホンダカーズへのCI統一を、この秋に予定。
・ 国内アキュラについては、基本計画を見直し、導入時期を延期。


■ 環境への取り組み強化

【環境コミットメント】
・ 2006年5月、全世界の商品および、生産活動における2010年度のCO2低減目標を公表。また、2007年6月、国内事業活動での2010年度の物流CO2低減目標、環境負荷物質排出低減目標、資源循環領域の低減目標を新たに定め公表。

【次世代環境技術】
・ 次世代ディーゼル・米国の排出ガス規制「TierII Bin5」をクリアする「次世代ディーゼル」を、2009年に、アメリカ市場へ投入。国内へもこのクリーンで環境性能に優れた次世代ディーゼルを投入する。
・ ハイブリッド:「シビック ハイブリッド」よりも、さらにお求めやすい価格の「新型ハイブリッド専用車」を2009年に発売する。
・ フレキシブル・フューエル・ビークル(バイオエタノール):シビックとフィットに追加し、販売開始。両モデルの販売台数は1万台を超え、シビックでは5割(2007年6月)を超えている。
・ エネルギー創出分野:植物の茎や葉からエタノールを製造する技術の開発をさらに加速。家庭用小型コージェネレーションユニットは、2003年の発売以来、国内約5万世帯で活用されている。関東地域を中心に販売開始した太陽電池。秋には、日本全国での販売を本格的に始めていく。


 
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