2007/5/28 18:12
【F1 第5戦】 レッドブル、トラブルに悩まされる
第5戦モナコGP決勝レースで、レッドブル・レーシングは、トラブルに悩まされ、デイビッド・クルサード14位、マーク・ウェバーという結果に終わった。
■コメント
デイビッド・クルサード (14位)
「残念ながら、トニオ(リウッツィ)とのアクシデントでフロントウイングとエンドプレートにダメージを負ってしまった。それが原因でレースの最後までひどいアンダーステアが続いた。ピットストップでウイング交換を行うべきか話し合ったが、交換でタイムロスするリスクが高かったので、そのままで走ることに決めた。レース終了後に確認すると、エンドプレートが壊れていたので、相当ダウンフォースを失っていたと思う。今週末は、ガレージのメンバーの努力のおかげで、ぼくとマークは走り続けることができた。まだレースはたくさん残っているので、レッドブルはもっと前進していくと思う」
マーク・ウェバー (リタイヤ)
「いくつか問題が発生していた。まず、エンジンに小さなミスファイヤが起きた。特にプールのセクションでは嬉しいことじゃなかったが、コースの他の場所でも影響があった。我慢しながらどうにか走り続けたが、その後、3速のギヤを失った。2速と4速の間でギヤを切り替えながら走ったが、クルマがロックアップを繰り返した。最初は問題を避けながら運転しようとしていたが、このサーキットでは結局はフェンスに突っ込むことになるので、もっと格好が悪いよね!」
クリスチャン・ホーナー
「とても残念なレースだった。マークのクルマにはミスファイヤが発生し、それがギヤボックスを混乱させて3速ギヤが壊れる原因になり、リタイヤとなった。デイビッドは第1ラップでトニオ・リウッツィに接触し、フロントウイングにダメージを負った。想像以上に大きなダメージで、かなりのタイムを失ってしまったために、ポイント獲得圏内でのフィニッシュにはほど遠い結果となった。その他にも数々のトラブルが発生して悔しい週末になってしまった。ポイント獲得の可能性はあったが、結局は手ぶらで帰国することになってしまった」
ファブリス・ロム
ルノー プリンシパル・エンジニア トラックサポート
「厳しいレースで、少し落胆している。デイビッドはグリッド・ポジションのせいで、予想通りとても難しいレースとなった。マークは、スタートした後にエンジンのミスファイヤに気づいたが、それが最終的にはギヤボックスのトラブルの原因となった。この問題に関してはまだ調査が完了していないので、何が起きたのかは分からない。エンジンの信頼性に関しては心配していないが、今日のマークのクルマの問題の原因を究明しなければならない。今日のクルマのパッケージは高いポテンシャルを秘めていたので、それを最大限に生かすことができなくて残念だった。全く異なるタイプのコースで行われるカナダのレースを楽しみにしている」