2007/5/14 19:18
【F1 第4戦】 ホンダ、わずかな進歩にとどまる
第4戦スペインGP決勝で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは10位、ジェンソン・バトンは12位完走だった。
■コメント
ルーベンス・バリチェロ(10位) 「レースにおける全体的なパフォーマンスやマシンのハンドリングについては、以前よりはよかった。しかし、最終目標とする速さにはまだ至っていない。1コーナーではジェンソンに十分なスペースを空けたつもりだったが、残念なことにレースでありがちなアクシデントが起きてしまった。今週からポールリカールで4日間のテストが始まる。モナコGPに向けて、また前進できればいいと思っている」
ジェンソン・バトン(12位) 「今週末、僕らにはいい作戦があり、決勝に向けてまい進してきた。また、よりよい結果を残すために、目標に向かって努力してきたと思う。ところが、最初のピットストップを終えてコースに戻ったときに、縁石に乗り上げてラインを乱し、ルーベンスの右リアに接触してフロントウイングを失ってしまった。それで再度ピットに戻り、ノーズ交換せざるを得なかった。最終スティントでは、(ヘイッキ・)コバライネン(ルノー)や(ニコ・)ロズベルグ(ウィリアムズ)と大差ないペースで走れていたと思う。だから12位までばん回できた。以前に比べると、いくらか進歩が見られた週末ではあったが、これからやらなくてはならないことがたくさんある。来週のテストとモナコGPで、さらにプッシュし続け、できればカナダGPで大きな進歩を遂げたい」
ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター 「ポジティブに考えれば、今週末に私たちはある程度、進歩したと思う。その一方で、これがわずかな進歩だったため、克服すべき点が多々ある。レース前半、ドライバーは2人ともポイント圏内でのフィニッシュを狙える位置につけていた。しかし運の悪いことに、ジェンソンは最初のピットストップを終えた直後に、ルーベンスと接触してフロントウイングを破損してしまった。ルーベンスは最終ピットストップまで8番手を走っていたが、最後に履いたタイヤのバランスが悪く、順位を落としてしまった」