【スーパーGT開幕戦】ホンダ、今季からハイブリッド非搭載の「NSX CONCEPT-GT」を投入するも惨敗
スーパーGTのシーズン開幕戦となる「OKAYAMA GT 300km RACE」が、4月9,10日に岡山県美作市にある岡山国際サーキットで開催された。
GT500クラスでは、予選下位5チームがホンダ勢という衝撃の展開。そして決勝レースでもホンダの追い上げならず、15台が出走するGT500クラスで最上位は10位の「#100 RAYBRIG」、次いで11位,12位,14位、リタイヤというホンダの不調が目立つ開幕戦となった。
GTファンなら誰しもレクサス、日産、ホンダの白熱したバトルが見たいはず。「きのうまでの自分を超えろ。きのうまでのHondaを超えろ。“負けるもんか”」というCMで話題となったこの名言通り、ホンダの不屈の精神が見たい。第2戦は5月3日(火・祝)、4日(水・祝)に富士スピードウェイで開催される。(↑CM動画はリンクをクリック)
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ホンダレースレポート
◇予選
3年目を迎える「NSX CONCEPT-GT」はハイブリッド非搭載になっての初レース。今シーズンも5チーム5台がシーズンを戦う。
予選は曇り空ながらGT500クラス予選開始時の15時には気温が23度まで上昇。絶好のコンディションで開幕戦を迎えた。残念ながら5台の「NSX CONCEPT-GT」はQ2に進出することはできなかった。
◇決勝
「NSX CONCEPT-GT」勢は、14番グリッドからスタートした#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTの山本尚貴が26周目に10位へ浮上し、引き継いだ伊沢拓也が堅実な走りでチェッカーフラッグを受け、ポイントを獲得。
#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTは11位。#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTは12位。#64 Epson NSX CONCEPT-GTは14位という厳しい結果に終わった。
また、#8 ARTA NSX CONCEPT-GTはブレーキのトラブルにより23周でピットに戻りリタイアに終わっている。
【各コメント】
■伊沢拓也選手 (#100 チーム・クニミツ)
「予選日からエンジン交換の作業が発生し、順位も含めて厳しい週末になりました。決勝ではNSX CONCEPT-GT の17号車と接触するなど、自分自身も反省しなければいけない要素がありました。現時点では厳しい状況が続いていますが、諦めずにマシンのレベルアップを図り、ライバルに追いつけるように努力していきます。」
■松本雅彦 (Honda GTプロジェクトリーダー)
「ハイブリッドシステムを非搭載としたNSX CONCEPT-GTの初戦となりましたが、厳しい結果となりました。他社に対してエンジンの出力が不足していることや、車体のブレーキング時のリアのスタビリティ、および全体的にタイヤのグリップ感が無いことが今回の敗因に繋がりました。次戦に向けて、今回のデータを解析し、早急に対応を図りたいと思います。 これからも応援をよろしくお願いいたします。」
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