2007/3/18 23:00
【F1 開幕戦】 ホンダ、初戦でポイント獲得ならず
開幕戦オーストラリアGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは11位。ジェンソン・バトンも15位完走だった。
■ルーベンス・バリチェロ (11位) 「ポイントは獲得できなかったけど、今日はコンペティティブなレースができたように思う。タイヤはうまく機能したし、僕らの戦略を生かせたと思う。レース序盤でジェンソンの後ろにいたときにタイムロスしたけど、これもレースだからね。チームオーダーなんてないから、タイミングを見つけて抜かなければならなかった。このことがなければポイント獲得の可能性がかなり高かったと思う。今日は、マシンの能力を最大限引き出せたと思う。たくさんの改善点もわかった。少なくとも、問題点と解決策は分かっているし、マレーシアまでには解決できると確信している」
■ジェンソン・バトン (15位) 「残念だけど、僕にとって、いい日でも、いい結果でもなかった。第1スティントは燃料のせいで、マシンが重かった。そして、クルマのアンダーステアに悩まされ、早めにピットストップをしなければいけなかった。最初のピットインでフロントウイングの調整を頼んだが、ラジオにトラブルがあって、僕のリクエストが伝わらず、チームは応えられなかった。次のピットストップで、ウイングをかなり立てたんだけど、大きな違いは出なかった。フロントエンド部分の空力に問題があると思う。それが問題だとしたら、すぐに解決できるはずだ。それから、さらに悪いことに、ドライブスルーペナルティも重なった。解決すべき点が何かは分かっているし、次のレースまで3週間あって、それまでにはテストもある。次戦マレーシアで、これらの改善を証したい」
■ジャッキー・エッケラート:Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター 「今日、2台の信頼性の高さを証明できたことはよかった。ルーベンスは、17番手から11番手に順位を上げ、力強い走りができ、ポイント圏内まであと9秒に迫るタイムでフィニッシュした。ジェンソンのマシンバランスはレース中、終始よくなかった。おそらくフロントウイングの空力部分に問題があると思う。そのことに加え、ドライブスルーのペナルティにより、彼はポジションを落としてしまった。ポイント獲得を狙っているので、レースペースを改善していかなければならない。次のレースまで3週間あるし、それまでによりコンペティティブなマシンを作り上げるために、できることはすべてやっていくつもりだ」