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業界ニュース・自動車ニュース 2006/10/25 11:38

フォルクスワーゲン、新型カブリオレクーペ「Eos (イオス)」発売

フォルクスワーゲン イオス

フォルクスワーゲンは、同社としては初の電動リトラクタブルハードトップを持つ全天候型のカブリオレクーペ「イオス」を10月31日(火)より全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーにて発売する。価格はイオス2.0Tが\4,380,000より、イオスV6が\4,980,000。

「イオス」は、ニュービートル カブリオレの上位に位置する4シーターカブリオレとして、全く新しく開発された。これまでオープンカーに憧れながら実用性などの面で諦めていたユーザーに対し、高品質、高性能で一年中使えるモデルとして、フォルクスワーゲンが提案するカブリオレクーペ。

最大の特徴は、カブリオレ、クーペ、ガラス スライディングルーフの3つの役割をこなす世界初の5分割式ルーフシステム。わずか25秒で開閉し、天候や場所に応じてフルオープン、クローズドクーペとして楽しめるほか、チルト機構付ガラス スライディングルーフ搭載車としても活躍する。

近年、欧州ではリトラクタブルハードトップ車の登場により、カブリオレ市場は大幅に拡大しており、「イオス」は今年5月の欧州での発売以来9月までに15,846台を販売。国内でも輸入車が過半数を占めるセグメントとして拡大傾向にあり、フォルクスワーゲンでは、既存のオーナーのみならず、輸入、国産車オーナーの獲得を目指す。


【イオスの特徴】
■ 世界初の5分割式ルーフシステム
イオスの最大の特徴である5分割式ルーフシステムは、簡単な操作によりわずか25秒で開閉し、長めのルーフをコンパクトにたたむことを可能とした。ルーフ部分を3つのセクションに分割し、ルーフバーをサイドに残すことにより、フロントウインドーフレームの高さは抑えられ、頭上に遮るもののない開放的な室内を実現。また開口部の広いガラス スライディングルーフによって、クーペボディ時にも車内に十分な明るさや空気が導かれる。

■ カブリオレ専用ボディにより実現した高いボディ剛性と安全性
イオス専用に設計されたボディは、オープンボディであるにもかかわらず高強度、高剛性を達成。部位毎に最適な高張力鋼板を採用したボディは徹底的な補強が施され、アンダーボディにはアルミ製の強化シェルや、リヤ部分のV字型補強材などを追加し、ねじれ剛性の向上に大きく寄与。その結果静粛性が高く振動の少ないボディを実現した。
カブリオレにとって最も重要な安全性に対しても、高強度なキャビンが、万が一の衝突時に乗員の生存スペースを確保。フロントエアバッグや、頭部保護機能付のフロントサイドエアバッグが衝突時のリスクを低減。また、万が一の横転に対しても後部座席後方に装備されたロールオーバープロテクションが瞬時に起動し、室内空間の確保に貢献する。

■ ゴルフで定評の2.0T-FSIエンジンと3.2リッター狭角V6エンジン
イオス2.0TにはゴルフGTIで高い評価を得ている、直噴(FSI)テクノロジーとターボを組み合わせた2.0T-FSIエンジンを採用。低燃費と高出力を高い次元で両立させる。さらに上級グレードにはフォルクスワーゲン独創のコンパクトな3.2リッター狭角V6エンジンを搭載し、高速でのクルージングなどで1ランク上の動力性能を発揮。トランスミッションには両グレード共に、6速DSGが組み合わされます。サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式、リヤに4リンク式を採用。全車ハンドリング性能をさらに高めたスポーツサスペンションを標準で装備します。

■ カブリオレならではの「見られる」事を意識したインテリア
イオスのシートは、全車スポーツレザーシートを、V6には8ウェイフロントパワーシートを標準装着。さらにボディカラーによってはベージュレザーや、オプションで上質なディープレッドのナパレザ−パッケージが選択可能(一部受注生産)。トランクルームは最大で380リッターの容量を備え、オープン時でも205リッターを確保する(2.0T)。



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