2006/9/15 16:11
ボルボ、飲酒運転対策のマルチ・ロック・システムを開発
ボルボは、シートベルトロックに取り付けられた酒気検知器およびクルマのスピードを制限するイグニッションキーを搭載した実験車輌を発表した。
エンジンを始動させるには、シートベルトに備え付けの酒気検知器に息を吹き込んだ上でシートベルトを締めなくてはならない。酒気検知器の値がマイナスを示し、かつシートベルトを締めなければ、エンジンは始動しない。さらに特別なイグニッションキーには一定のスピードに最高速速度制限を設定することができる。この3つの最新技術を組み合わせて、マルチ・ロック・システムと呼ぶ。
国際的な統計からも、自動車事故に占める若者の割合が高すぎることは明白。EUの統計によると、18歳から25歳の若者が事故に巻き込まれる確率は、26歳から50歳の2倍以上で、事故の多くはスピードの出し過ぎと未熟な運転経験という致死的な組み合わせによって発生している。