2006/9/6 20:37
日産、欧州で新型SUV「キャシュカイ」発表、2007年には日本市場で発売
日産は、欧州において、新型の小型クロスオーバーSUV「キャシュカイ(Qashqai)」を発表した。
2004年のジュネーブモーターショーで発表された同名のコンセプトカーをベースとしたモデルで、2007年2月に欧州で発売する予定のクルマ。ターゲットは、従来のこのクラスのモデルよりもダイナミックなデザインを好む一方で、従来のコンパクトSUVのような大きなボディサイズやアグレッシブさを求めないユーザーとしている。
デザインは主に欧州のデザインセンターで行われ、同センターが、2003年にロンドンに移転して初めてデザインした量産モデルとなる。また、開発は、日産テクニカルセンターヨーロッパ(英国)を中心に、日本と共同で行われ、サンダーランド工場(同)で生産される。
車両サイズは、全長4,310mm、全幅1,780mm、全高1,610mm、ホイールベース2,630mm。ボディ上部は、ショルダー部の、リヤに向かって駆け上がる独特のキャラクターラインによるダイナミックで滑らかなフォルムが乗用車を彷彿とさせ、ムラーノのデザインテーマを思わせるものとなっている。ロア部は、大型ではっきりとした造形のホイールアーチ、高い地上高などにより、力強さとソリッドさを表現している。
インテリアは、独立した運転席により、ドライバーオリエンテッドのコクピット感を感じさせるようデザインされている。奥深くレイアウトされた計器類はスポーティ感を醸成し、高さのあるセンターコンソールがそれをいっそう強調している。一方、助手席とリヤシートは広く、開放感にあふれ、リラックスできる空間となっている。
エンジンはガソリン(2.0L、1.6L)とディーゼル(2.0L、1.5L)の2種類で、2.0Lガソリンは最高出力140PS、最大トルク200Nm。1.6Lガソリンは最高出力115PS、最大トルク160Nm。一方、2.0Lディーゼルは最高出力150PS、最大トルク320Nm。1.5Lディーゼルは最高出力106PS、240Nmとなっている。