2006/7/31 18:24
【F1 第12戦】スパーアグリF1、新型車「SA06」&山本左近の初陣はリタイア
ドイツGP決勝レースで、SUPER AGURI F1 TEAMは、このレースがF1決勝のデビュー戦となる山本左近が、1周目でドライブシャフトのトラブルによりリタイア。また、15番手を走っていた佐藤琢磨も、後半の38周目にギアボックスのトラブルによりレースを終えた。
■コメント
佐藤琢磨 (リタイア) 「ドイツでのSA06のデビューは前向きなもので、昨日の予選でもマシンのパフォーマンスはとてもよかった。今日のレースはもう少しいいペースで走れると思っていたので、少し残念だったが、SA05からは大きなステップアップなので、じきによくなるだろう。ミッドランドの2台とレースできたのはエキサイティングだったし、第2スティントでもまだそのうちの1台は僕の後ろにいた。最終的にはギアボックス関係のオイルのトラブルでレースをリタイアしなければならなかったが、SA06はニューマシンなので、何かしらの問題に遭遇したとしてもたいして驚かない。もちろん、今日のレースは残念だったが、全体的には僕たちにとってはいい週末だった。簡単なものではなかったが、それでもいい週末だったと思う」
■山本左近 (リタイア) 「今日は1周しかできず、レースをできなかったことをとても残念に思っている。しかし、ポジティブに考えれば、今日はSA06のデータをこれまでより多く集めることができたので、ハンガリーまでの研究材料として役立てることができる。SA06はSA05よりも運転しやすいので、このマシンに慣れて、マシンのことを学んで、来週のハンガリーGPに備えたいと思う」
■鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表 「F1での初レースで左近が戦えなかったのは、本当に残念だった。今週末は彼もSA06で確かな進歩を見せていたので、ハンガリーではいいレースをすることができるだろう。そして、琢磨は今日もよくやった。コンペティティブな走りで、ミッドランドの2台とファイトできるところを見せてくれたが、残念ながらオイル漏れが発生してしまった。今日はこのような結果に終わったが、このレースの前にはテストを行うこともできなかったので、SA06の初レースには満足している。僕たちは勇気づけられるスタートを切ることができたと思う」