2006/7/31 18:13
【F1 第12戦】ホンダ、J.バトン「僕らは大きく前進している」
ドイツGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは4位でフィニッシュ。第6戦スペインGP以来のポイント獲得を果たした。ルーベンス・バリチェロは、18周目でエンジントラブルによりリタイアした。
■コメント
ジェンソン・バトン (4位) 「今日はすばらしいレースができて、特に最初の2スティントはとてもよかった。スタート後、ルノーの2台を抜き、その後レース中にもライコネンをパスできたので、いい気分だったし、すごく楽しかったよ。最後のスティントはすごく厳しくて、左フロントタイヤのグレーニング(※)がひどかったし、リアもロックしてばかりだったから、ライコネンを抑えきることはできなかった。でもハッピーだよ。僕らは大きく前進しているし、この週末はとても力強かった。大変な仕事ではあるけど、この勢いをハンガリーでも持続しないといけないね。でも軌道に乗ってきた気がするよ」
※グレーニング:ささくれ磨耗
ルーベンス・バリチェロ (18周目) 「今週末はいい進歩が見られていたから、スタートの悪さと、最後がエンジントラブルで終わってしまったことが悔やまれる。最初の数周は順調に走行できていて、戦略とロングランのペースをもってすれば、いい結果を出せたはずだ。1回目のピットストップを終えて間もなく、エンジンから火が出て、タイヤがオイルに乗ってしまい、スピンアウトしてレースを終えてしまった。みんなこの一歩を踏み出すためにハードワークを続けてきたんだから、この進歩をハンガリーまで持ち越したいね」
ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター 「今日はジェンソンがチームによい結果をもたらしてくれた。昨日の予選では力強いパフォーマンスが見られたものの、スタートは2台とも最高とはいえなかった。しかしジェンソンもルーベンスも、ハンドリングのよかった第1スティントでポジションを奪い返している。ジェンソンは表彰台を目指して懸命に戦い続けたが、最後のスティントではマシンのハンドリングが厳しくなり、3番手を守ることはできなかった。非常によい週末だっただけに、ルーベンスのリタイアは残念だ。しかし総合的に4位という結果はうれしいし、マシンのパフォーマンス向上を励みに、ホッケンハイムを後にすることができる。これはすべて、マシンとエンジンの両方でさまざまな開発を実現するために、過酷な作業を続けてきたチームの努力のたまものだ」